通勤途中で靴を無くした夢

2024.4.24


 また随分濃い夢を見た。


 白い建物の中に水が流れている。人々は水の中を泳いだり、シューティングゲームの要領でバトルしたり、平和に暮らしている。

 私は妹分のような女の子とペアを組んでのんびり過ごしていたが、そのうち仕事に行かなければならなくなった。水から出て着替えて、別の場所に向かう。


 職場は離れた向かい島にあり、橋を渡って行かなきゃならない。普段は幼稚園手前にある頑丈なコンクリートの橋を渡るのだが、この日は何故か橋が消失しており、幼稚園内にある木の橋を渡る羽目に。木の橋はところどころ隙間が広く不安定。園児と保育士は当たり前のように渡ってくるが、部外者である大人は渡れない。

 足を乗せるとぐらつく。滑らないように靴を脱いで渡ろうとするが、そもそも足を踏み出せない。別の大人に順番を譲るが、彼らも同様だった。

 諦めて別ルートを探そうとすると、保育士が「仕方ありません、出航します」と言う。次の瞬間、橋の一部と幼稚園の一部が船に変形し、向かい側の島まで運ばれていく。


 船上では何事もなく。

 島に着いてから気付いた。


 靴を忘れた。

 

 取りに帰ることもできず、仕方なく職場への道を歩く。しかし普段の通勤ルートから大きく外れているため道がわからない。スマホもない。

 ふと、目の前にデパートが見えた。とりあえず靴を買おうとデパートに入る。1Fはゲーセンらしい。マリオカートやクレーンゲームを楽しむ客達がいた。

 自動ドアが閉まると、皆一斉に振り返った。それが少し不気味だったが、それよりもこのデパートに靴があるかどうかが問題。

 私は、やってきた店員に靴は売っているか聞いてみる。店員はあるともないとも言わず、「こちらにどうぞ」とだけ言った。


 そこで目が覚めた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る