母へ

@teekey

あなたの親は、あなたにどんなことをしてくれましたか?

毎朝起こしてくれた、朝ご飯を作ってくれた、夢を応援してくれた、殴られた、捨てられた、放置された、色々あることでしょう。

そんな色々あるなかで私は、親に人生を狂わされたと思います。

ここからはなぜそう思ったかを、この高校進学という節目に書かせていただこうと思います。

まず、私が最初に人生を狂わされたきっかけになったのが、小学校一年生の頃に母が聞かせてくれた「マキシマムザホルモン」の「ぶっ生き返す」というアルバムでした。それまで普通に過ごしていた私は、その一枚のcdに私は衝撃を受けました。「なんだこの音楽は!」と。それからは何回cdプレイヤーの電池を替えたか分からないほどにそのアルバムをヘビーローテーションし、そのアルバムの曲名、曲順、歌詞を全部言えるほど聴きつづけました。そして、その「音楽」というものに触れた私は、そこからは母のおすすめするcdを聞きまくって過ごす日々でした。そんな中、母が私に習い事をさせようと、私が興味を持っていた音楽に関する楽器の習い事を体験させていきました。そして、いろいろな楽器を体験していくなかで私がはまったのがドラムでした。そのときうけた体験レッスンがとても楽しかったことを今でも覚えています。この習い事も私の人生を狂わせた出来事の一つでした。そしてそんな音楽にあふれた日々を過ごす中で、とある一枚と出会います。それは「HI-STANDARD」の「angry fist」というアルバムです。このアルバムは今の私の音楽の好み、ましてや夢にまで影響を与えた一枚となり、そこからは私の音楽に対する興味はどんどん深くなっていきました。hip-hop、メタル、jazz、洋楽など色んなジャンルを調べ、数え切れないほどのアーティストの楽曲に触れていく日々を過ごしている中で、いつしかこんな思いが出てきていました。「俺も音楽やりたい。」

最初はなんとなく思っているだけでしたが、音楽に日々没頭している中でその思いは年々強くなっていき、いつしか「俺も音楽やりたい。」が「俺も音楽やる!」に変わっていきました。そうやって音楽に没頭しながら私は中学生になります。その中学の授業の中で「将来の夢」を考える授業がありました。そこで私はこれまでに音楽をやるということしか考えておらず、「音楽をする仕事って何なんだ?」という疑問を持ちました。そしてその授業で音楽に関する仕事を調べてくうちに、具体的な将来について考えるようになっていく中で私は音楽の専門学校があることを知り、とても興味を惹かれました。そこからはそこにいく将来図を具体的にイメージし、今日まで生きてきました。

私にとっての普通を書き換え、普通の人とは違う音楽を聞かせ、普通の人とは違う夢を持たせ、私の人生を狂わせた元凶は母でした。

そんな母親になにか言うとするならば、こう伝えたいです。

「私の人生を狂わせてくれて、ありがとう」





私の拙い、初心者丸出しの文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

ぜひ、あなたの夢を感想に書いてくださると幸いです。

それでは、またどこかでお会いしましょう。

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