四章 『悪評令嬢』実演

4-1


 どう博覧会に向かうごうなクレイトン家の馬車の中で、私は目を閉じた。

 予習はかんぺき

 この日のために、ブランカが大量に買い込んできたれんあい小説や恋愛指南本を読んで、『きらわれる女』『NG行動』の勉強をしてきたのだ。

 頭の中で予習したことをはんすうした後、ゆっくりと目を開けると、そこには馬車の窓から差し込む朝日を受けたこうごうしすぎる公子様の姿があった。


「パレンティアじょうは今日も変わらず愛くるしいですね。まるで春のようせいのようだ。先日のとうかいの時とはおもむきの異なるドレスですが、貴女あなたりょくは何を着ても変わりませんね」


「ありがとうございます。こちらは以前ぼうはくしゃく家のご子息から頂いたドレスで、たくさん頂いてきた中でも特にお気に入りなんです。私は何を着ても似合いますの」


 馬車の向かいの席で、スラスラと流れるようにめ言葉を並べる公子様に、アメジストのやわらかな視線でそう言われれば、どんなれいじょうでも胸をときめかせるにちがいない。

 今日の私のしょうは、舞踏会に着ていった真っ赤なドレスではなく、兄にすすめられたブティックの一番派手なドレスだ。

 目がチカチカするようないめのレモンイエローのドレスで、たっぷりのスパンコールと宝石をけた、ド派手きわまりないドレス。

 最近はあわい柔らかな色が人気だそうなので、私のドレスはひときわ目立つことちがいないだろう。


「センスのいい方ですね」

「ええ。私の好みをあくしていらっしゃるので」

「なるほど……」


 公子様のひとみにどこかあやしい光が宿り、彼の言葉にぞわりと何かが背中をがるが、その正体が何なのか私には分からない。


「そういえば、会場に着く前におわたししたいものがありまして、こちらを受け取っていただけますか?」


 がおで差し出された箱に何かと首をかしげつつも、ごうよくな令嬢らしく「頂けるものは何でも頂きますわ」と受け取った。

 開けてみてくださいと言われてかいふうし、中に入っていたものに目を見張る。


「ブーツ……?」

「ええ。博覧会は会場も広いですし、魔道具の体験コーナーなどもありますから、足元は動きやすいものがいいかと。万が一にも貴女にをさせるようなことになってはいけませんから」


 今日も今日とてヒールの高いくついてきたのだが、先日出来たくつれはまだ痛かったし、これで会場内を歩かねばならないのかと気落ちしていた。


「……ありがとうございます」


 公子様の思いがけないやさしさに、素でお礼の言葉が出たことに気づかなかった。

 ふと彼を見上げると、窓からの日差しを浴びて柔らかく微笑ほほえんでいた。


「どういたしまして。ちなみにそれは魔道具の一種で、つかれを軽減させる効果をほどこしているそうです」

「え!?」


 おどろいて靴の中をのぞき込もうとして、あわててやめる。

 今日の私は魔道具に興味のない令嬢なのだ。

 すんとした顔つきで、ブーツを箱から取り出す。


「今日のヒールはお気に入りでしたが、仕方ありませんわね」


 そう言いながら、おろしたてのハイヒールをいで、ブーツに足を入れた。

 柔らかく履きごこのいい編み上げブーツは、私の足に寸分たがわずフィットする。

 あまりの履き心地の良さに、ほっとした私を見た公子様が微笑んでいることなど、気づきもしなかった。


「魔道具の展示コーナーは広いだけで、本当につまらないですわね」


 あぁ、楽しい。本当はすごく楽しい。

 あっという間に博覧会の会場を一周してしまったけれど、さらにもう一周するにはどうしたらいかしら。

 そんなことを思いながら、公子様に案内されて会場の一角にへいせつされたカフェに入った。

 元々ある国営博物館をこの日のために増築した会場はかなり広く、朝一番に入場したのに、時間は既にお昼時だ。

 公子様のくれたブーツのおかげで足は全く疲れないが、それでものどかわく。


「そうですか? 俺は楽しかったですよ。もう一度『マジックボックス』を見ておきたいですね。少しきゅうけいしてからもう一周お付き合い願うのは無理ですか?」

「楽しくはないですが、さいせんたんもよおしはまんになりますし、どうしてもと言うなら同行してあげてもいいですけど」


 案内されたカフェのテラス席に座りながら、ツンとした表情を作って答える。

 内心は、やったー! と思わず心の中でガッツポーズをして飛び上がっているのだけど。

 今日はなんとあのオルレインが作った王家所有のマジックボックスが特別展示されており、興奮をおさえるのが大変だった。

 あのマジックボックスの前でなら一日中、いや、一週間でもながめていられるだろう。

 展示されたマジックボックスにはいくものほうじんえがかれており、ほうせきも最高級品が使われていた。施されたそうしょくにも意味があり、分解して解読して、すべてのなぞを解明したいという思いをかくすのに必死だった。

 さらには、あの箱の素材が何なのかガラスしのきょからでは分からず、それでも探究心がウズウズと頭をもたげ、色や材質から、あれとこれを混ぜたのかな? 魔法石をせいせきにする手順はあれかしら、これかしら、と想像をめぐらせ、公子様に声をかけられても気づかなかった。

 ちゅう途中で魔道具について熱弁しそうになっている自分に気づき、「~と、うちの魔道具開発担当者がそのようなことを申しておりましたわ」と何度したか分からないが、公子様は微笑んでいたのでなんとか乗り切れたと思う。……うん。上手うまくやれたはずだ。

 魔道具を見るたびもうそうが妄想を呼び、早く何かの魔道具を作りたくてウズウズしてしまっているが、今日さえ乗り切ればそれも実現可能になるだろう。

 その時、店員が注文していたサンドウィッチと紅茶、デザートを運んできた。テーブルに置かれた可愛かわいいお皿の上には、大好きなイチゴが中心にちんし、季節のフルーツをせたケーキにテンションが上がる。

 公子様の前にも同じものが置かれ、公子様がこちらを見て微笑む。


「パレンティア嬢、どうぞし上がってください」

「ありがとうございます。いただきますわ」


 これで少し会話がれるとあんして、サンドウィッチを食べた後、ケーキに載っていたももを口に入れた。

 ジューシーな甘さが口いっぱいに広がり、それをたんのうしていると、公子様は食べずにこちらを楽しそうに見ていた。


「……何か?」

「幸せそうに召し上がるなと思って」


 その柔らかな言い方ととろけるような視線にこんわくして、十分にんでいなかったフルーツをそのまま飲み込んでしまい、ゴホゴホとき込んだ。

 ほおをうっすらと桃色に染め、目も頰も蕩けている。……ように見える。のは気のせいであって欲しい。


「公子様は召し上がらないのですか?」

「つい見惚れてしまいました。俺もいただこうかな」

「と、とても美味おいしいですよ。そういえば、公子様は好きなものを最初に召し上がるタイプですか? 最後に召し上がるタイプですか? 例えばこのケーキに載っているイチゴとか」


 そう質問すると、意外そうな顔をしてこちらを見た。

 すみれいろの瞳をぱちぱちと二回まばたきした後、少しうれしそうな顔をして頰を桃色に染める。


「嬉しいな。俺に興味を持ってくれたんですか?」

「え? いや……」

「俺は、好きなものは最初に食べるタイプですね。貴女はどうですか?」

「まぁ! 私は好きなものは最後に食べる派なんです。楽しみは取っておきたくて」


 そしてたっぷりめて、真っ赤なくちびるを引き上げて敵大将の首を取ったかのように微笑んだ。


「合いませんわね、私たち」


 ドヤ顔で言えば、嬉しそうに笑っていた公子様の顔が一転、驚いたように固まる。


「なるほど。そうきたか」

「え?」


 つぶやいた公子様の言葉は聞き取れなかったが、再び楽しそうに彼の瞳がらぐのが見えた。


「俺は、好きなものは一番最初に食べるタイプです。貴女の大事に大事に取っておきたいという気持ちも分かるのですが、だれかにさらわれたり、何かとっぱつてきな出来事が起きて食べられなくなったなんて目も当てられないですからね」


 笑いながら公子様はイチゴにフォークをした。

 その視線と言い方が何かをふくんでいるようで、思わずたじろいだ。

 彼のお皿の上に載ったメインをうばう人間なんてどこにもいないだろう。


「食べ物に限りませんけどね」

「え?」


 どういう意味かと聞き返すも、「何でもありません」と返され、私は二口目にケーキのスポンジ部分を口にした。


「どうぞ」

「はい?」


 とうとつに言われた言葉に視線を上げると、目の前にはツヤツヤとしたイチゴ。

 そのイチゴを刺しているフォークを持っているのは公子様だ。


「お好きなんでしょう? イチゴ」

「いや……」


 これは、『あーん』しろと言うことだろうか。

 そこらじゅうの視線が刺さっている中で? え? これはどうするのが正解なの?


「こういうのは苦手でしたか? こういったやり取りは慣れていらっしゃるかと思ったのですが……。ご不快にしてしまったなら申し訳ありません」


 少し困ったように言った公子様の言葉にハッとする。


「もちろん! にちじょうはんですわ!」


 そう言って、目の前のイチゴに思い切りかぶり付いた。

 あまりに勢いよく齧り付いてしまったため、フォークにガチンと歯が当たり、思わず顔をしかめる。


「ふっ……」


 公子様の小さな笑い声が聞こえ、見上げると実に楽しそうに笑っている。


「パレンティア嬢は本当に可愛らしい方ですね」

「と、当然ですわ」


 これは褒められているのか笑われているのか分からず、そう返すしかなかった。


「他に何か俺に聞きたいことはありますか?」

「それでは、公子様はお肉とお魚ならどちらがお好きですか?」


 モゴモゴとイチゴをしゃくする口元を隠しながら興味なさげにたずねてみる。


「俺は肉かな。魚はあまり食べませんね。パレンティア嬢はどうですか?」

「私はお魚が大好きなんです。食の好みが合わないふうこん率が上がるそうですわ」


 調子に乗って得意げに答えると公子様は更に目をきらめかせた。


「そうなんですね。こうしゃく領は海から離れているので魚はあまり口にする機会がありませんが、カーティス領ではよく召し上がるのですか?」

「ええ。観光資源のいっかんになっておりますが、かいせん料理は我が領の自慢の品ですわ。なので、私は魚料理が大好きですの。公子様と好みが合わず残念ですわ。ほほほ」


 離婚率の話を無視しないでと思いながら、言葉を並べる。

 周囲の視線も完全にこちらに集中しており、「まぁ、なんて言い方」「ラウル公子様もあんな方といっしょにいられるなんて本当にお心が広いわ」なーんて聞こえてくる。

 もっと言って。どうぞ私の性格の悪さと品のなさ、このゴテゴテしたドレス、わがままっぷりを社交界にまんえんさせてください。

 今日はそのために、引きこもりぐせを抑えつけ、がんって朝早くから外で活動しているのだ。

 こんやくさせられてしまうかもというストレスから早く解放されて、頭の先からつま先まで魔道具開発にどっぷりかりたい。


「俺も、しんせんなカーティス領の海鮮料理が食べたくなってきました」

「は?」

「カーティス領自慢の魚料理を食べてみたいですね。貴女が美味しいというなら間違いないでしょうし」


 そのあまりのゆうの笑顔にこうちょくする。


「え? いや、……嫌いなものを無理して食べることはないかと思いますし」

「嫌いではないですよ。あまり食べないと言うだけで。ぜひ、今度カーティス領の美味しいお店をしょうかいしてください。きっと俺も魚を好きになりますよ」


 にこりと、満面のみをかべたそのさわやかさが、更に私をひるませる。

 何か! 他に! 話題を!


「ええと。公子様はアウトドア派ですか? インドア派ですか?」

「俺はアウトドア派ですね。乗馬とか好きですし。貴女は?」

「私はインドア派ですわね。外は日に焼けるから好きじゃありませんの。しゅも合いそうにないですわね」

「外で遊ばなくても、貴女となら……部屋にこもるのもてきな時間が過ごせそうだ」


 ごふっ! っと口に含んでいた紅茶をすことだけはなんとかこらえて、信じられないと視線を上げた。

 目の前には色気の暴力と化した公子様がゆうにお茶を飲んでいる。

 ……だ、ちできる気がしない。

 いや、しかし、ここで折れては何のためにこの数日頑張ってきたのか分からない。


「……公子様。私たち、やっぱり合わないと思うんです」

「そうですか? 俺はとっても合うと思いますけどね」


 満面の笑みを浮かべて全力のいやみを公子様に告げるが、当の本人は意外なことをおっしゃるという表情で軽く微笑んでいる。


「でも、公子様は無理に私に合わそうとしていらっしゃるでしょう? そういうのは長く続きませんわ。私もづかれしてしまいますし。けっこんなんてとうてい話になりません」


 そう言いながら、予習した小説の中のご令嬢の台詞せりふがどんなだったか、なんとかおくこしてこう言った。


「それに私はお金がかかりますわよ。ええと。ほら、最近人気の……その、……『マダム=シュンリー』のドレスもそろえたいし」

「あぁ、『マダム=シュンロー』ですね。妹も好きだと言ってました。話が合いそうだ」

「……それから、何でしたっけ……。ミッツ……いえ、『ヒッツベリー』の宝石もシーズンごとに揃えたいし」

「『ヴィッツベリー』の宝石は母も妹もよく身につけています。貴女をかざらせるえいをいただけるなんてこの上ない幸せです」


〝パレンティアお嬢様。店名を間違えないでくださいよ。昨日散々練習したでしょう?〞


 そんなブランカのあきれた声が今にも聞こえてきそうだ。

 だん言い慣れない上に、興味のない店の名前など、全く頭に入ってこないのだから仕様がない。

 まどいを隠せない私に、公子様がふっと美しすぎる口元にを描く。

 ここでくじけてはいけないと、自分の中で想像する『男好きな女性』の仕草をなんとかねんしゅつし、自分のくろかみかたからさらりと手で後ろにはらった。


「そもそも、貴方と遊んでも楽しめるとは思いませんもの」

「そんなこと言わずに、おためしでもいいので。俺は貴女に遊ばれるならほんもうですよ」

「何度も申し上げましたが、他の殿とのがたとのデートの予約でいっぱいですので、公子様と遊ぶのはずいぶん先の話になりますわね」


 引きこもりの私の遊び相手なんて、同性にもいないけどね。と自分で自分にっ込んで少しへこむが気をゆるめている場合ではない。

「列に並んで大人しく順番を待つほど、出来た人間ではないので。その彼らには順番をゆずっていただきましょう」


 微笑んだ公子様が煌めかせた瞳は、思わず喉をごくりと鳴らすほどにひんやりした空気を放っていた。

 整いすぎた顔は微笑んでいてもの念すらいてくるものだと初めて知る。

 待って。本当に困る。


「……公子様なら、遊び相手にはお困りではないでしょう?」

「遊んでいただきたい女性はパレンティア嬢だけですよ。そしてできれば、貴女の最後の遊び相手に」


 この世のものとは思えない美しさをたたえて公子様が言えば、周囲から耳をつんざくような令嬢方の悲鳴が聞こえる。


「っ……いそがしいので。まぁ、機会がありましたらね」


 こんなデートは人生において一度で十分だとどうようしつつも答えると、クスリと目の前で小さな笑いがこぼれた。


「……約束ですよ?」


 その刺すような、ものをロックオンしたかのような視線に困惑する。


「……え?」

「『機会があれば』……は約束ですよ?」


 紅茶のカップを口元に当てながら、視線だけをこちらに向ける公子様の言葉にまたしてもしたくなるような何かが体をけていった。

 何かまずいことを言っただろうかとふと不安になる。


「え……えぇ。機会があれば……ですわ」


 公子様の視線に動きを止められたかのように、私の口はなめらかに動かなかった。

 そんな私に笑顔で公子様が手を差し出してきたので、何かといっしゅん怯む。

 このふんで手を取ってしまうと、頭からガブリと食べられてしまいそうで、頭の中でけいしょうひびいていた。


「さて、せっかくですから、魔道具体験コーナーでも行きましょうか」


 優雅な仕草と笑顔で差し出された手を取る他に、私にできることはなかった。

 体験コーナーに向かう途中、ざわざわと人が集まっているところがあった。そちらに視線をやると、ある人物が視界に入って、冷水を浴びせられたかのような気分におそわれ、思わず足が止まった。

 ダレス=サダ伯爵子息。

 アカデミーで私の研究を横取りし、私にとうさくぎぬを着せた人物だ。

 無意識のうちに、目をらす。


「パレンティア嬢?」

「あ、いえ……」


 公子様は先ほどまで私が見ていた先に視線を送ったが、私が何を見たのかなんて分からないだろう。

 ミリアが彼の横を歩いているのが見えたので、二人ともアカデミーの研究や何かでここに来たのだろう。国が力を入れている魔道具学部だ。特別招待わくがあってもおかしくない。


「パレンティア嬢、どうされました?」

「いえ、これ以上は……退たいくつなだけですので、場所を移して……そ、そういえば、この後の予定は? 王都に来たのは久しぶりなので、行きたいところがあるんですの」


 なんとか話を逸らそうと、公子様に尋ねると、嬉しそうに顔をほころばせた。


「どちらをご希望ですか?」

「歴史あるミッツ……じゃなくて『ヴィッツベリーほうしょく店』に行きたいです」


 これも、昨日ブランカと立てた計画だ。

 どこかに出かけるチャンスがあれば『ヴィッツベリー宝飾店』が良いだろうと。


「宝飾店ですか……」

「ええ、先ほども申し上げましたが、私、宝石やドレスなど、キラキラしたものが大好きで、王都に来たら絶対行きたいと思っていたんです。目の届かないところで散財されてはかなわないと、中々父が領地から出してくれないものですから」


 この宝飾店は、海外にも支店があるほどで、質の高いものだけをあつかっており、王家ようたしで、信じられないほど高価なものしか置いていない。

 何より、貴族がこぞってここで買い物することをステータスとしているようだし、散財するならこの店しかない。と、姉様が言っていた。


「ヴィッツベリーなら近いですね。では参りましょうか」


 公子様の言葉にうなずいて、差し出された手を取る。

 ここで更に私の『悪評』を実感していただこうと心に固くちかいながら。

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