英検

これを読んでくださる方は英検を知っていると信じている。英検は日本においてのみ使える、英語検定だ。海外ではほぼ無意味だが日本での力はかなりすごい。


英検は国内のみで受けられると思われがちだが、実は海外でも受けれる。実際に私もアメリカで受けた。


突然のクイズですが、私の現在保持している英検の級を予想して欲しいです。予想を書いた応援コメントお待ちしています。


英検では4技能を図られるのだが、帰国子女は大体Listeningは余裕でできる。英検のリスニングは遅く感じることも多いほどだ。何個かケアレスミスとかをするが、ほぼほぼ満点を狙えるのが現実だ。しかしもちろんそれだけでは、合格できない。英検で難しいのは長文読解、VocabularyそれとWritingだ。3級などのWritingはまだ良い。トピックが全然簡単だが、急が上がるに連れて難しくなってくる。


Writingは若いうちに受けるとかなり得点が取るづらい。大人にとっては簡単かもしれないが、世界的に議論がされる問題などについての意見を考えさせられる。子供で、時事問題などの興味がないと難しい。一見あまり関係ない様に見えるが、エッセイを書くに当たって、Exampleなどに使える。英検では、書く語数や理由の数などが決まっている。そのため、級が上がるに連れて、単語数を増やすために四苦八苦することになる。さらに大変なのは時間制限があることだ。例えば2級だと長文読解、VocaとWriting全部合わせても70とか80ぐらいだ(正確には覚えていない)。二級ではまだ良いが、級が上がると、5個のパラグラフのエッセイを見直しも含めて30分程で書かないといけなくなったりする。また、これは私の個人的な問題だが、耳から勉強した影響で文法がわからずに間違った文法ばかりで本当に苦労した。日本の教育はやりすぎだが、ある程度は文法がわからないと英検では得点は取れない。


更に、Vocabularyも難しい。英検に出てくるものは日常的には使わず、英検のために対策して勉強する必要があるものが多いためだ。その為、帰国子女時とってもとりづらいのだ。


もう一つは長文読解だ。これは、さまざまなジャンルのものが出されるが基本的に専門用語みたいのも

でる為、その知識についての基礎知識などがあるのとないのでは解きやすさが全然違う。この基礎知識にかんしてはかなり苦労した。


最後に、二次試験の話になるがSpeakingがある。speakingにおいては即興で喋る力が必要だ。準二級とかはよくわからないが、2級、準一級では、即興で物語を作ることになる(一級はもっとすごい)。その後、そのトピックに関連した質問と関係ない質問があって、会話を途切らせない様にしながら答える必要がある。大体の制限時間もあり、短すぎるとダメだし、質問内容もわからない状態なので対策は大変だと。


もし読んでいる人が英検を受けるとしたら私がオススメする方法が、質問をRestateすることだ。質問を普通の文章に順番を変えて、言っている間に、理由を考えて、話すのだ。少ししか時間は作れないが、全く時間がないよりはだいぶ楽だ。他にも色々とあるが、speakingはそんな感じだ。


私の周りの日本人は多くが英検を受けているが、何度も落ちたという話を聞いたことがあるし、帰国子女だと簡単に英語ができるようになるという誤解をこの話と前回ので少しでも解けたら嬉しい。帰国子女も慣れない異国の地で尋常じゃない苦労をしているのだ。

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