とあるラノベのヒロインが不思議だった

シノヤ

性に奔放なヒロイン

最初にコミカライズを読んで、原作小説をカクヨムで読みました。

ヒロイン不快感を感じました、投稿者様に感想を伝えようとしましたが、コメント不可設定で自分の思いを伝えることが出来ませんでした。

仕方ないのでレビューを書いたのところ、その日の午後には規約違反で消されました。

良い所も書いたつもりでしたが、ヒロインを気持ち悪いと書いたのがいけなかったのでしょう。

ヒロインへの嫌悪感の理由、フリーセックスの多さ、私はどちらかと言うと非処女の方が好きです、ユニコーン男子ではありません。

経験人数がギリ二桁、しかも自分は可愛いと自覚していて最初は開き直っている。

ヒロインがフリーセックスに走った理由は実家が金持ちで、家の為に望まない結婚をさせられると思い込んでいて、だったら若い時に遊んでやろうと言う事だった。

読者を惹きつける為のキャラ設定で、大学の二年間で多くの男と寝た、最高2日で三人、こんなとんでもないヒロインがなんで受け入れるのか理解出来ませんでした。

物語は経験豊富なヒロインと童貞の主人公のラブコメなんですが、自分の性癖と合わなかっただけでコミカライズ化も納得できる作品でした。

ただ、創作とはいえ処女や童貞をあんまり弄るのは良くないなと思いました。

ヒロインは婚約として主人公に紹介され、主人公の事を気に入りますが、誰とでも寝る女と噂を聞いていたので婚約を断ろうとします。 

それからヒロインが主人公に好きになって貰おうと頑張る話なのですが、私からみて不快な発言をしていました。

「処女なんて碌なもんじゃないよ」「私はテクニックあるよ相手の男も褒めてた」

ヒロインが主人公にいったセリフですが、これは「童貞なんて碌なもんじゃない」と言ってるのと同じなんです、性行為の経験有無で差別してるから、試しに性別を逆にしたらとんでも無いですよ、やり◯◯の男が童貞なんて碌なもんじゃない、裸の女がベットに寝ていてもお手上げなんだからと言ってるようなもんです。

主人公の信頼を得ようと貞操帯持ってきたりしたりしますが、作者はギャグで書いているのでしょうけど笑えませんでした。

物語後半で主人公と結ばれるのですが、「途中でゴム外される心配もないから安心して感じられる、◯◯君だったら外されてもいいかな…」若干違ってるいるかもしれませんがこんな事を言ってました、主人公は特別だらか言うアピールだったんでしょうけど激怒しました。

だってそうでしょ?そんな信用のおけない人に体を許すなよ!

お前が望まない妊娠と性病に成らなかったのはヒロイン補正のお陰なんだからな!

暫くこのヒロインの良さがわかりませんでしたが、思わぬところからヒントが得られました。

「誰とでも寝る女と言うのは自己肯定感が低く、セックスは自傷行為…」

他の漫画の解説動画でこれを聞いて、そうだったのか!と出来ました。

これより以前に元風俗女のVチューバーさんが性欲が強いから風俗で働いてるんじゃない、自傷行為なんだ、自分は碌でもない女たがらおっさんとやってるんだと、そしてホストに狂ってしまった。

なるほどと思いました、私は風俗で働ける=女としての価値があるのにどうしてホストに貢ぐのかわかりませんでした。

お金を貰えることに価値を見出して無かった、むしろ自分は価値の無い人だと思っていた。

このヒロインを受け入れられた読者は、その背景まで理解していたのか、目から鱗でした。




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とあるラノベのヒロインが不思議だった シノヤ @sinotuka

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