第三章

第20話

1週間経った頃。町についた。ダジ町というらしい。大きな町らしく、門番が立っている。どうやら冒険者カードを見せるらしい………Sランクじゃん。どうしよっかな。大事になる気がする。誰か偽装スキル持ってないかな?ちょっと鑑定を……って日向がダメじゃん。よし、

「バレないように入ろうか。」

何も起こりませんよーに。



って感じでダジ町に来たんだけど、何も起きなかったね。怖いくらいに。


この町にはダンジョンがあるらしい。明日から行ってみようと思ってる。



・・・



ダンジョンに到着。


入り口付近にいた冒険者の人に話を聞いてみたんだけど、21層までしか到達できてないらしい。ってことで、一旦10層までスキップ!飛行フライで飛んで、光透明ディサピアーで姿を見えなくすれば魔物にも襲われないし、他の冒険者に余計なことを言われない。完璧だね。

実はこのダンジョン、10層ごとにボスがいて、そのボスを倒さないと先に進めないらしい。だから10層に到着。

ボス部屋の前に扉があるなぁ。あー、3組くらい人がいる。仕方ない。待つか。


「……暇だね。」

「……暇だよ。」


ほとんど会話もナシ。私達はこっちのほうが合ってるんでね。私は、ボスはどんな感じかなーとか、何層まであるんだろーって考えてたね。多分日向も同じ感じだと思う。ミトはわからないけど。


私達の番になったから、扉を開け、いざ、ボスとご対面――。


「……え?」

「……え?」

九つの尻尾、尖った耳、オレンジ?黄色?あ、きつね色か――の毛に覆われた大きな体、顔に3対のヒゲ……かっこいい…!


うう……倒せないよ〜


なんてなるわけ。

慈悲も無く剣で首を切り落としました。



そこから同じように20層まで降りて、あ、今度は誰もいないね。

扉を開けてボスとご対面――。


……ただのウルフか…。でも数が多い。ざっと50匹はいるかもしれない。しかも色々な色がついてる。つまり、いろんな種類のウルフがいるってことだね。2人だけで十分だと思うけど、一応

「ミト、手伝って。」

『はーい。』

ミトにも強くなってもらわなくちゃね。

「んじゃあ、風切ウインドカッター

雷撃サンダーボルト

石乱撃ストーンガトリング

火槍ファイアランス

水矢ウォーターアロー


全部倒したよ。ウルフって種類によって効かない魔法があるみたいで、2つ魔法を使っちゃったよ。ま、仕方ない。

21層へゴー!

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