第19話

転移テレポート


私と男の子は、魔王のところへ行った。決して誘拐ではない。……ない!助けを求められたからね。

「ヨツキ!?と…そいつは?」

「分からない。多分、奴隷。」

事情を説明すると魔王は

「それで、その子をどうするつもりだ」

「地上で生活させても追っ手が来るかもしれない恐怖があるから、ここで生活させても良いかな?」

「むぅ………我は大丈夫だ。」

良かった。

「君は?」

「僕は……ここが良い…です。」

「…良かった!」


一件落着!

「あ、名前決めないと。」

魔王は、事前に考えていたのか、パッと思いついたのか、

「……ナヤ。」

と、即答した。

「うん。良いと思う。」

「……僕の名前は、ナヤ。ナヤ!」

気に入ってくれたみたい。良かった。



「そういえばイヨはー?」

「あ、ヨツキ!」

後ろ…階段の方から声がした。どうやら魔物を倒していたらしい。

「久しぶりー!」

「久しぶり。どう?調子は。」

「んー………まぁまぁかな。」

「そう。」

「そういえばヒナタは?」

「あ。……テヘ。」

「とりあえず元気そうで良かったよ。」

「うん!じゃあ魔王、よろしくね!転移テレポート!」

「任された。」


・・・


「ただいまー。」

「置いてかれた」

「ごめん。」

「……その様子だと大丈夫みたいだね。」

「うん。」

そんなに分かりやすいのかな?分かりやすいんだろうな。

「この村どうしよっか」

「別に虐殺が趣味ってわけでもないし、放置で良いよ。どうせナヤは見つからないし。」

「ナヤ……ああ。」

「魔王が付けてくれたんだよー。」

「魔王のところに置いてきたんだ。それは見つからないね。」

「でしょ。」


この件は終了したってことで。

私達の旅はまだ始まったばかり。


「それじゃあ、行こっか。」

「うん。」

『しゅっぱーつ!』

びっくりした。




・・・

あとがき


一応第2章は終了ってことで。まだまだ続きます。ネタ切れだけど。


えっと、次は……キャラシでも挟むか。ほぼ雑談になりそう?(誰も言ってない。)

あ、では〜。今後ともよろしくですー。

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