第3話

春視点


小さい頃から優は嫌いだった。不潔だし、臭いし、


近寄っておかしくなかった。


なのに、高校まで一緒だった。


最悪だと思った。


だけど、たまたま優の背中を見た時に背中の傷に気付いた。


私は吐き気がした。


明らかな虐待のあと、焦げ跡や傷跡、そんな傷が沢山あった。


その瞬間にいかに私が楽な生活をしていたかを理解した。


思い出すと、優は小さい頃から服は全く変えて貰ってなかったし、中学も高校で一人だけ弁当がなかった。


「・・・」


携帯も高校生なのに持ってないので有名だし・・・


酷すぎる。


________


だけど、当然私が何か出来る訳じゃないし、ゆうの虐めはクラスの楽しみであり、それに逆らうとクラス立場が悪くなるだけだから、結局私は罪悪感を感じながらも虐めを辞められなかった。


よろしければ星をお願いします。星の半分の話数を目指します。

10分後投稿予定です。

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