第4話 『強化』
◆ レオ視点 ◆
「
「………………」
ベオグラード皇帝に問われ、レオは沈黙した。これに皇帝は、眉をひそめた。
「何故、黙っておる? まぁ『大した相手』ではなかったそうだが、それなりの『理由』があるのであろう?」
「……それは父上が
『一人息子』の思わぬ反論に皇帝は、「なに?」と
「どういう意味か? ワシに逆質問するとは」
「私は父上に、
しばらく直視し合う
「そこまでですわ、お二方。これより皇宮は、重要な時期となります。理解してらっしゃるとは思いますが」
ロセナラに指摘され、二人は視線を逸らした。やがて、皇帝が「ウォッホン!」と咳払いを打つ。
「確かにな。我が皇都は『平和』の為、領土を拡大せねばならん。ん? どうしたレオ。また何か、言いたげな顔をしておるが?」
レオは「いえ……何も」と適当にはぐらかした。そんなレオの腕をロセナラが取った。
「レオ様は、次の
◆ ◆ ◆
私が
うぅ……早く下山して、美味しいご飯に有りつきたいよぉ……( ´-`)
グルルルル……!
「へ……?」
唸り声に振り向くと、そこには立派なクマさんが( ̄□ ̄)!! ある日 山の中 クマさんに 出会った♪ って、なんでやねん( ・◇・)?
これって『魔物』だよね? てっきり『
クマさんはそれはまぁ怖い眼差しで、私を睨んでいた。これってどう見ても、
いやいや! 私は
こーなりゃ、背に腹は代えられない。折角『自由』になれたんだもん。4んだら意味ないよねぇ。私は家の『英才教育』で、
でも目の前のクマさんに、効くとは思えないし(-_-;) でも私には、得意分野があった。それは『強化』の術で、任意で『あらゆる対象』に強化を施すことが出来る。
当然、私自身も入っているので『初期魔術』を強化してみることにした。『実戦』で試すのは、これが初めてなんだけどね(^_^;)
「
初歩的な炎の術を『強化』してみたら……
――ゴワァアアアアッッ!!
火柱は何十倍にも膨れ上がり、猛烈な熱波を引き起こした! これにはクマさんはびっくら仰天、一目散に逃げていったε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
あれぇ(?_?) 『火加減』を間違えたかなぁ? 『発動前』だからよかったけど。
「今のは
って、洒落てる場合じゃないっしょ!
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