★☆☆星一つの転生者

(アックマ)

オリヴィアの村

☆話


 星は元々、


 5つの要素を並列的に図案化数値化を同時にできる図形として、世界中で特に海外の東西を問わず使われてきた。


 歴史的に確認されているもっとも古い五芒星の用法は、紀元前3000年頃のメソポタミア文明の書物である。


 世界中で魔法の一つの記号とされていて、守護に用いることもあれば、上下を逆さまにした、星の二角が上に来て、一角が下を向く形は悪魔の象徴とすることもある。


 悪魔の象徴として使われる際には、

デビルスターと呼ばれる。



 そして現代では、

☆は文章中で使われる際には、感激、感動、

感情を伝えることを一つの絵にまとめた絵文字としても使われる。


 笑顔、ウィンク、ハリのある声などの動作の表現に使われることもあるが、

たまに何も考えてない者が意味のない使い方をする場合もある。


ちょーヤバくない?☆

それなーまじウケる★

けfxgxhfkbtdkふjkぃhyhlcお☆★


みのっち笑わせてくんなって☆

ごjっdぐhcdmえん☆★

wwwww★★★


 などなど...

学校のガキ達の中でも頭の悪そうな派手髪

黒豆どもが話してる言葉によく使われる。


 この作品の主人公である少年はそんなこと考えていないだろうが、

非モテ筆者からすると少し思ってしまいます。


  絵文字ばっかり使う奴はバカ...と。



「はぁー、疲れたなぁ。」

雨邑(あめむら)ハルトは黒髪のツンツンヘアーをそよがせて窓辺の席に座り、透明なガラス越しの遠くに見える、風が吹けば消えてしまう水蒸気なのに堂々と佇む、入道雲を眺めていた。



そこに声をかけて近づいてくる女子、

「よ!ハルト一緒にかーえろ。」


「OK〜ツバキ。」


 校門で待っていた幼馴染が、ハルトに声をかけ、そのまま帰路に着く。


 ハルトは普通の人間より

少しだけマシな顔とスタイルと性格していると少しは思うが、それだけで美人でスタイルもいいコミ強の幼馴染とか言う、

羨ま妬ましい主人公補正を与えられている。


 非常に世界は不平等だ。


「明日週末だし遊ばない?」

「お?なんか行きたい場所あるのか?」


「え、いやー別に無いけど〜、

久しぶりにハルトの家いって良い?」

顔を赤らめて言葉を濁すように言うツバキ。


「家?何で、昔よく来たことあんじゃん。」

「え〜あ夏じゃん、だから涼しいとこで遊びたいなと思って、……ここら辺遊べるとこ少ないじゃん。」



「図書館は騒げないしなぁ、まあそれもそうか、じゃあ決まり!明日は朝からゲーム三昧だ!」



 青い空に手を振り上げた直後、

ハルトの意識は電源が切られたテレビのように途切れた。



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