第11話

メンタルクリニックの初診は過去のことを根掘り葉掘り聞かれます。なぜそうなったかという流れを知るとともに、向いてる仕事を教えてもらったり、仕事を紹介する役割がある業者との関わりがあるかもしれません。


そのせいで何処まで話したらいいのか受診するたびに考えてしまいますが、


何回か通って思うのは基本的には普通の病院と同じでいいということ。「心の風邪」とはよくいったもので、実際にどういう心の動きがあって、何がしんどいのか話すとそれにあった処方が出るのは内科と変わらないということです。


感情の波や喉の支え、ちょっとだるいな。そういうことでいいのです。薬がうまく効いた時には、自分のがんばりが足りないのではなかったのかという、驚きがあります。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る