第4話

いきなり現れて、だけれどもゆっくりとじわじわと広がり、世界を真っ暗にして、人々を病ませ心を蝕み、いまや日常と化したコロナ。withコロナ。当時は恐がられたメッセージさえ、いま受け入れられています。


自分や身近な人にコロナで亡くなった人がいたり、ワクチンで髪の毛を無くしたり、体調がおかしくなった人がいたりすると過敏になる人がいる一方で、


自分にそういった経験がないとまったく環境に馴染めずなんだか怖いという気持ちが先行してそれを払拭するためにただの風邪だから早く収まれ、マスクまだしてるの?、みんなワクチン打ったらいいという人もいて、


そんな中、コロナでテレワークが広まり、設備が整えられたのは仮想空間でも仕事ができる内容の所ばかり。実際にはそのツケを誰かが払っていたり、病院などはオンライン受診の選択肢が増えて仕事が増えただけだろう。いくら社会が混乱してみんなが自宅待機といわれていた数年があったにも関わらず、社会の時間はコロナ前に比べても穏やかにならなかった。


逆に仮想空間で仕事をすることによる適応能力を求められた人や、まわりと助け合っていたのに個々の能力を求められてストレスを感じる人が増えたのは言うまでもない。対面ではないコミュニケーションがうまくとれない、なんていう悩みも増えたと思う。

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