第47話

 宵咲さんの必死の訴えを聞いて、私がいかに変な答えに行き着くことになりそうだったのかを実感した。危ない。

今私がいなくなっても良くないことになるだけだ。お姉ちゃんにだって、両親にだって、私にもまだその覚悟がないのに。


 私はもう一度ベッドに戻り、布団の中に入る。明日を生きるために今私はまた眠る。


 ※ ※ ※

 ???

 眠る華を見つめる翡菜。悲しい表情をしながら。

「華……次はあなたなのね」

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