あれから数日経って……

「駆逐してやる……今すぐに」

　ゲームにハマった。敵をひたすら倒して人類を救うゲームを暇さえあればやっている。

　私の口から駆逐とか殲滅とかっていうワードが放たれたことにお母さんやお姉ちゃんはかなりショックを受けていた。お姉ちゃんに至っては世紀末のような悲壮感満載の顔をしていた。そして叫んだ。

「かわいい妹が、そんな……うわぁぁぁぁ〜っ」

お姉ちゃんを落ち着かせるのはかなり時間がかかった。

　お父さんは

「女の子にもそういう時期はあるだろ」と謎に冷静だった。なんなら、一緒にやりたがってた。断ったけど。

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