大地の巫女リアン ~思慕の誓い 再び逢う日まで~
榊原 梦子
第1話 簡単な説明
大地の巫女リアン ~思慕の誓い 再び逢う日まで~
世界アラシュアの小国地帯の中央にあり、地図からも人の目からも隠された王国があった。
そこは、太古の昔からあった。
その名を、「封印の国・ハートフォードシャーの国」と言った。
この物語は、イブハール歴4021年から始まる。
この世界には、十字教という、主・女神イザヤ神を崇める宗教があった。
ほぼすべての国で、十字教徒が多い。
この世界アラシュアを創ったのは、ガイア神であったが、彼は世界決戦で、全世界を裏切った。
しかし、この世界には、世界アラシュアができる前から、生きとし生けるものを狙う悪神がいた。
名を、悪神シェムハザと言った。複数の世界を狙う悪鬼だった。
シェムハザは、この新しくできた世界・世界アラシュアをひそかに狙っていた。
そこで、神々は、シェムハザを滅ぼすことが不可能であることを悟り、封印することにした。
その封印する役目を背負う人を、「聖人」または「竜人」と呼ぶ。どちらもほぼ同じ意味である。竜人であっても、竜に変身するというわけではない。竜に変身すれば、3日は元の姿に戻れないという。
普通、世界アラシュアに生まれた善人は、一回通り善良な人生を送れば、天国に行ける。ただし、神々からこの「聖人」としての役割を授けられ、承諾した者は、この「封印の国」に転生し、そこで悠久の時を過ごし、その善行によって悪神シェムハザを封印する人柱となる。
ここで、その12人の聖人、人呼んで「12使徒」の中でも中心となる二人のカップルを紹介する。
リアンノンという女性と、シルウェステルという、彼女の兄のような許嫁である。二人は、もともと世界アラシュアで、2000年ほど前、夫婦になろうと誓い合った仲であった。その悲劇的結末以来、聖人に選ばれてから、ずっとこの世界の大切な存在として封印の国で暮らしている。
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