17.〝青空・森・期待〟を入れて140ss

 やさしい青空の下を軽やかな足取りで駆けていく。スミレの香りをまとった柔らかい風に期待は膨らむ。


「お待ちくださいお嬢さま! 急がずとも花畑は逃げません!」

「だって女王が待ってるわ。わたくしは早くご挨拶したいのよ。春が来たんだもの!」


 森一番の長生きブナを指差し少女は顔を綻ばせた。






――――――——————————――――


〝青空・森・期待〟を入れて140ss(136字)

2024年2月21日



【オレサマ竜と春花の姫】の彼女です。

https://kakuyomu.jp/works/16816452219812653941

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