ヲタがスポーツ嫌いを直した話
睦 ようじ
野球
私は野球が大嫌いだった。
好きなアニメや時代劇が時間延長で潰れるし、幾人かのガラの悪い選手をみて、
「それでもアスリートか?」
とうんざりした事もあるし、つまらないゲームにはコールドゲーム制を入れてくれないかと思った。
ちなみにその思いは独立リーグスタッフ時代に古田敦也監督率いる、東京ヤクルトスワローズとの試合でつば九郎がぬいぐるみの中の人であった私を叩いてきたので、蹴り飛ばし返して鬱憤を晴らした。
「俺たちは胸を借りるつもりは無い、倒しにきたのだ!出てこいよ古田ァ!」
そんな気概でいたが独断専行の行動だったので後で上司にたっぷり怒られた。若気の至りである。
振り返るに、スワローズ側からすれば調整試合であったろうし、当時プレイングマネージャーをされていた古田監督が出る事も無かっただろう。
話を戻して。
野球が嫌いなワケは私が左投げ左打ちで当時、左利き用のグローブというものは無く、草野球やソフトボールでも左ボックスに立つと嫌気がさされやる気を無くしていった。
では、何で直ったか?漫画である。
ひぐちアサ先生著「おおきく振りかぶって」(講談社)
大和田秀樹先生著「たのしい甲子園」(KADOKAWA)
鈴木伸也先生著「Mr.FULLSWING」(集英社)
この3つの漫画のお陰で
「あぁ、ただ投げて打ってだけじゃないのだな。考えてるし、こういう笑える野球ありだなぁ」
と思い野球嫌いが取れた。
実際に選手にも興味を示し、王貞治氏や故・野村克也監督、イチロー氏や川﨑宗則選手を始め、関係者の著書を多く拝読し、アスリートの大変さや自分でレベルを落として健康促進に使えないかと真似するようにした。
これを書き始めた日。野球の話を絡めて新しいちびまる子ちゃんが始まっている。
野球も新たな時代を迎えて欲しい。
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