1-2 個性が強すぎるにも程がある
「ぁ、あ……あの!自己紹介…しませんか…」
いきなり知らんところに連れてかれて(?)途方に暮れていると紫色の髪の男が言った。
「そうだな、俺は
紫色の髪の男に応え金髪の男が話した。こいつも配信者なのか…ん?HIBIKI?
「あのユーザー登録数105万人の!!!?」
俺は驚いて声を上げてしまった。
「そんな大層な事じゃねぇよ、」
いやいや、大層な事だろ。HIBIKIはクソゲーや広告に出てくるゲームをやっている。一見面白く無さそうだが、持ち前のトーク力でゲーム実況と言えばこの人という程だ。
「そうか、君も……俺は
緑の髪で何故かサングラスをかけた男が言った。☆ゆいと☆……ユーザー登録数85万人のサバゲー実況界隈のカリスマだ。
「HIBIKIさんに☆ゆいと☆さんですか!?
いつも拝見してます〜!
私、
桃髪でツインテールをしている女はれいちゃんねるらしい。れいちゃんねるはホラゲ実況者で以外にも女性のファンが多い。ちなみにユーザー登録者数は92万人
「ぁ……えっと僕は
最初に提案した紫髪の男が言った。むらさき。はゲーム実況だけでなくゲームの解説等もする初心者向けの実況者だ。登録数は子供達が多く98万人
配信や動画では結構オラオラ系の人だと思ってたけどめちゃくちゃ陰キャな気がする。
「私は
「俺は
兄は暗い茶髪妹は明るい茶髪だ。夜月兄妹は兄の方はカードゲー、妹の方は音ゲーのスペシャリストだ。夜月兄妹の登録数は102万人。
「見事に人気ゲーマーが集められているようですね…俺は
青の髪色をして眼鏡をかけている男が名乗った。Re:は頭が良く頭の回転も早い為パズルゲームを中心として活動している。登録数は86万人。
「え、なになに〜?皆ちょ〜ユーメイ人ばっかしじゃん!俺っちは
明るい黄髪の男は虎狼、この人は配信も中の人も変わらないな、虎狼はレースゲームのプロで登録数は96万人だ。
「僕は
銀髪の少年(?)が言った。Reyといえば国内トップランクのプロゲーマーで最強のエイム力で大きな大会で何度も優勝している。
「……あ、!俺一応19だからね!?」
Reyが言った。
…多分今俺とこの場にいるRey以外の全員が驚いたと思う。見た目は15やそこらだ。
「遅くなっちゃったな……俺は
黒髪でウルフの男?女?中性的な奴だ。
ℒはRPGや長編のゲームが主流で子供から大人まで幅広い年齢層が視聴している。登録数は107万人。
「あ、私は
綺麗な長い白髪を上の方でまとめている女だ。さえりんはRPGや長編アニメーションゲーム等を配信している。あんなに綺麗な白髪は初めて見たな、
……なんだろう、視線が痛い。
「おい、最後はお前だぞ」
HIBIKIもとい響さんに言われた。
「あ、そっか……えっと俺は季賀久 夢庵、《kiyu》って名前でやってます。宜しく、」
これで全員自己紹介が終わったな。とは言ったものの……
「とりあえず、此処は何処だよ?」
「此処は
俺のその言葉を待っていたかのように突如俺らの前に出て来た老人とその部下みたいな男女。皆同じような白いローブを着ている。
「神々の神殿?そんな所地球にあったか?」
響さんが言うと俺らも口々に「いや…」「知らないな…」等と呟く。
「地球に無くて当然です、此処はあなた方の元居た場所とは程遠い、異世界なのですから。」
『異世界……はぁぁぁあ!?』
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