第5話 ノーヒットノーラン
2024年4月24日の甲子園・阪神対巨人戦。
巨人の戸郷翔征投手がノーヒットノーランを達成した。
甲子園の阪神対巨人戦では、1965年の阪神ジーン・バッキー投手以来。
巨人側の甲子園対阪神戦では、なんと、沢村栄治以来というではないか。
そんなん、87年前の話やで。
さてさて、ここで、ひとつその背景を。
なんと、バッキーさんのときと沢村さんのときの監督は、
どちらも、藤本定義御大!
広い甲子園を使った投手を軸とした守りのチーム。
まさに、藤本御大はそのようなチームを作ってこのような試合を作った次第。
戸郷投手の試合に至っては、1-0。
バッキーさんのときも、もう少し点を取っていたぜよ。
さてさて、さて!
今の阪神監督は、岡田彰布氏。どんでんにして、お~ん御大。
出身は、早稲田大学。藤本定義御大の後輩になります。
そしてこの方々のさらに先輩が、あの建白書の岸一郎氏。
早稲田大学そして南満州鉄道の往年のエース。
沢村栄治と同格レベルの大投手だったそうであります。
野球カードこそなくても、プロマイドは多数作られたそうな。
バッキーさんのノーヒットノーランの年は、巨人Ⅴ9 最初の年。
その日敗れた巨人は、その年日本一になっております。
今年は、その逆になりそうですな。
何? あの前年に優勝しているのが阪神?
でも、日本シリーズで負けていますね、スカタンもといスタンカにやられて。
だけど、昨年は日本一になっておりますから、ええ。
これはしかし、藤本定義・岸一郎両御大からの薬であると捉えねばなるまい。
広い甲子園を利用した守りの野球を、相手に、やられてしもた。
そういえば、藤本定義さんは最後のOB戦では、巨人側の監督をされていた。
ま、そう考えてみればこうなるのも、無理はあるまい。
となるとこれは、岸一郎の思想をより徹底するための薬ではなかろうか。
岸一郎は今も甲子園に生きていることが、この日、またも立証された。
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