公募原稿のミスはなぜ応募後に見つかるのだろう

 8月後半にずっと書いておりました「キャラブン! 第2回アニバーサリー賞」への応募原稿、昨日夜に無事応募完了しました。

 応募と同時に公募戦記も更新し、毎日更新チャレンジも完遂。

 これでようやく落ち着いて眠れます……(といいつつ、昨日は別サイトの大規模自主企画関連のサーチをしていたせいで、ろくに寝付けなかったりもしていたのですが)


 が。

 今日になって少々たいへんなことに気付いてしまいました。


 具体的になんだったのかといいますとですね。

 ……応募原稿内に、重要な登場人物として「蝶の王」という御方が出てきます。

 文字通り妖しの蝶を率いる王様で、姿形は無数の蝶になったり、大きな蝶の羽根を持つ美しい青年になったりと変幻自在です。

 青年形態は、真・女神転生シリーズのオベロンの感じで考えてました。知らない方はFGOのオベロンをイメージしていただいてもいいです。要は、蝶の羽根をしょった美形の妖精さんを想像していただければ。

 で、その蝶の王さんの登場シーンで書いた原稿が、以下です。


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 蝶の大群が、四方からシュテルツェの目の前に集まる。無数の蝶は凝集し、見る間にひとりの青年の姿になった。

 艶やかな赤い上衣は、絹だろうか。黒髪に乗った黄金の宝冠にも、随所に大小の紅玉ルビーが散りばめられている。手に持った水晶の短杖は、全体が白い光をうっすらと帯びていた。幻影の城を彩る無数の灯火と、同種の光であるようにシュテルツェには見えた。

 蝶の王だ、と、直感する。

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 と、読んでいただければおわかりかと思いますが。




 肝心の蝶の羽根を書き忘れました!!!!!




 服装だの持ち物だのに気を取られてて、キャラ的に一番重要なパーツがすこーんと抜けましたよね……。

 ちなみにこの後も、彼に蝶の羽根があるとは特に言及されません。羽根のない、ただの青年になっちゃいました。


 たくさん読み返したはずなのに、特に最終日は念を入れて何度も確認したはずなのに、なんでこんな基本的なミスをやらかすのか……いや、あまりにも自分脳内で基本的すぎたから逆に気付かなかったのか……。

 話の内容に大きく影響を与える問題でなかったのだけが不幸中の幸いです……とはいえ、基本設定部分で大きなミスをしてるとなると、ストーリーラインの方でも何かやらかしてないか大変心配です。


 正直なところ、できれば公募の結果が出て、他に応募し直す前くらいに気付きたかった。よりによって応募直後に気付きたくなかった。

 結果確定までは悶々とした日々を過ごすことになりそうです。うがー。

 本当に、ミスってどうしてこう、手が出せない段階になってから気付くのでしょうね。遠い目になっている現在です。




 追伸ですが、公募原稿中にいただいたコメントへのお返事、遅れましてたいへん失礼いたしました。

 落ち着きましたら順次お返し予定ですので、いましばらくお待ちいただけましたら幸いです。

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