　イメージカクテルの話、2回目です。

　２杯目は、拙作「白銀はアツく焼いて打て！　～略奪された精霊鍛冶師と、勝利を知らない死に還りの剣士～ https://kakuyomu.jp/works/16816927861465369698 」に登場する、ロルフとヴァルターのイメージカクテルです。

　先日のエブリスタでの佳作受賞記念も兼ねて、作っていただきました。

　画像は近況ノートに掲載しましたのでそちらをどうぞ！

　また、Twitterにはより多くの枚数を載せています。

　https://x.com/hiiragi_goshiki/status/1826595084445560949

　以下、解説です。

【使用されたお酒】

　・フレンチバニラシロップ

　ロルフを表現。ふわっと甘い香りがすることから、一見かわいらしいショタっ子外見のイメージで。

　シロップバニラ自体には味がないため、混ぜるものの味に影響される。そこから、隷属の首輪で絶対服従状態にされてしまった彼を表現。

　甘い香りがしつつもアルコール感は強いため、刺激感でヴァルターとの間の刺々しさも表現。

　別途赤色をつけることで、ロルフの炎属性も表されています。

　・マリブリキュール

　ココナッツのリキュール。ココナッツは「勝利の果実」と呼ばれるため、王者ゲオルクからの勝利を目指すヴァルターを表現。

　また、ココナッツの花言葉に「固い決意」があることから、こちらでも王者へ立ち向かうヴァルターの固い意志を表現。

　また、ココナッツにはトロピカルさと甘さもあるため、彼の甘い部分＝生活力が皆無で顔と剣技以外はポンコツ、という側面も表現。

　混ぜると、最初はロルフ＝バニラの甘さが全体を包み込むような感じがあるが、徐々にヴァルターの味＝ココナッツの風味も出てくる、とのこと。

【グラス】

　重みがあり安定したロックグラスで、二人の強い信頼関係を表現。

　ヴァルターが剣士なので、剣の装飾付きです。

【飲んでみた】

　一口目はウォッカ的な蒸留酒のアルコール味と、バニラの甘い香気が強く出ました。

　混ぜていくと徐々にココナッツの風味が出てきます。バニラとココナッツ、両方甘いですが、両者が並び立つと確かに違いを感じます。香り高い甘さのバニラ、比べるとやや固く重めのココナッツ……微妙に異なるふたつの甘さがシンクロして噛み合って、不思議な調和を作っていたように思います。

　ありがとうございました！！

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