「いいか、サッカーは神聖なスポーツなんだ。

オマエのやってるのはサッカーじゃない‼」

巻ヘッドが医務室でハイトに抗議した。

「だからいってるじゃない。ボクのやってるのは

アイアンボウル。サッカーとは全くの

別物だよ」

「に、してもだな」

ヘッドはまだ納得がいかないようだ。

「巻くん。ボクたちの仲間にならない。

素質ありそうだし」

「逆ナンパか。悪くないな」

巻も満更ではなかった。

「アイアンボウルの主催者は誰なんだ⁈」

「影の総裁」

「マフィアみたいだな」

「まあ、多少、危険な団体ではあるけどね」

「賞金とか出るのか」

「もちろん。世界大会の優勝者には

大谷翔平くらい出るよ」

「夢のある話だな」

「その代わりキツイけどね」

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