第9話 そろそろ名前呼んでよ

「名前呼んで?」

「エンヴィー様」

突然なんだろう。忘れているとでも思ったのだろうか。

「名前忘れられてたら何日か名前を教え続けるつもりだったんだけど…リーファが覚えててくれて嬉しいよ!」

怖いよ。怖いって。

「あと、ベットいつかダブルベットにしたいな。僕が一生守り続けられるから。怪我一つさせたくない。させるのは僕だけがいい。」

怖いですって。

「それを我慢する為にいつも名前呼びして欲しいんだけど…。」

「ご…」「エンヴィーね」「ご主人様」「エンヴィーですけど」

圧が怖い!!選択肢が無い!これで意見言う方が難しいでしょ⁉

…体が撫でて欲しいって言ってる。

「撫でてあげようか?」

「わーい!見抜くなんて流石です!エンヴィー様!!大好きです~!!」

私の体が言ってる逆らえないって。

「あはは。一瞬だねー」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る