テンプレ世界に転生した
ぎや33
第1話転生した
目を開けると私の腕や足に鎖がついていた。
「え!?」
私はさっきまで現世でトラックに引かれ中だったはず…。
なんてテンプレな死に方をしたんだ…。
「なんで、牢屋…⁉」
え。私トラックで引かれて治療されているわけでもなく、牢屋入れられてるの?
警察呼ぶ人いないの?
「リーファ。さっきからうるさいぞ!」
大きな声で叫ぶ男性。
「へっ!?すみませんでした!」
多分喋ってたの私だけだからリーファって私だよね。
私違う人になってる…?それだったらここどこだろう。
記憶すら思い出せない…!!!
冷静になろうと深呼吸をしてみる。そして何を思ったのか自分の手を見た。
二度見した。
嫌ああああああ⁉幼児ぐらいになってるううううう!?
私は頭を抱えようとした。
えええええええええ⁉モフモフの耳生えてるうううううう⁉
しかもしっぽ生えてるううううう⁉
私が驚きすぎて情緒不安定になっているとほかの奴隷から変人を見るような目で見られたのでそろそろ、止めよう。落ち着こう。
うん。私はリーファという亜人に転生したらしい。
暫くはバレないように大人しくしておこう。
そして1週間後
ここに慣れてきた。商品だから傷は付けられないし、お風呂も入れてもらえる。
ただご飯はわざと丸焦げの物を渡される。
結構しつこい。
ふっ。私は負けない!なぜならお母さんの料理の毒見役を任されていた女!
お母さんの焼いたパンは毎回燃えながらの状態を渡されるし、作られせてみせると簡単なカップ麺を選んで作らせたら絶対に爆発していて食べれなかった!
これでまだマシな料理が…!
ほろ苦いだけで体調も悪くならない…!なんて素晴らしい!
「ご飯美味しい~」
満面の笑みで食べていたら正気かという目で見られたが食べれるだけでいいでしょ⁉
「…あの子名前は…?」
「確かリーファです。」
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