第4章―事件編 第45話 思っていたのと違った私の1日? 【2000.12】
せっかく自宅兼オフィスに引っ越したので、優雅な社長の1日を記載していく。
新築の家が出来上がる期間はとりあえず置いておこう。新築の家に引っ越した感じで進める。
朝の5時に目覚まし時計が鳴らない。優雅な爽やかな音楽が鳴ると同時にカーテンが自動的に開いていく。
タイマーで開くようにした自動タイマー式カーテンだ。
「朝からまぶしぃな。さて起きるか。」
日の光を浴びてゆっくりと目覚める!
って朝6時に日光なんて、夏の時期以外出てない。とりあえず優雅に気持ちだけでもやってみたかった。。。
時間が来たら自動的に照明が徐々に明るくなるようにした。もちろんカーテンもとりあえず開く。そして30分後に自動的に閉まる。自動的に開くのもいいが閉めるのがめんどいので、結局開くのも閉まるのも自動だ。
歯を磨いて、顔を洗って、シャワーを浴びて髭剃って。
スーツに着替えた所で起きてから20分経過。外に出たら待っていた社用車に乗り込む。この時間に家から出てこない場合は、一応運転手からの寝坊チェックコールがかかってくる。
車に乗ると自分は少し蒸した状態の塗れたタオルで顔を覆い、眠たい眼をほんのり暖かいタオルで覆い気持ちいい状態とする。ホットタオル(蒸しタオル)を用いて目元を数分あたためれば、副交感神経が優位になり、悪くなった血流を改善し症状を緩和すると聞いている。寝起きにリラックスタイムが必要かは謎であるが、会社に着くまでの時間をこれから酷使するであろう眼精疲労を癒す。
その間に助手席に座っているボディーガードの方から、本日の予定を教えてくれる。
といっても毎日午後3時までは株式とにらめっこなので、午後3時以降のスケジュールとなる。
午前7時には会社に着き、テレビ部屋1時間ほど、昨夜のワールドビジネ〇サテライト、今朝のニュースモーニン〇サテライトを録画しており、2倍速でビデオを聞き流しながら新聞を見る。もちろんCMは飛ばす。
まぁテレビを聞いてないと思われるが、気になった所は、普通倍速に戻して聞くが、慣れてしまうと2倍速のほうが気にならない。
秘書の方には、社内の自販機に販売しているコーヒーと菓子パンを持って来てもらい、朝食を食べながら過ごす。
メールは秘書に管理してもらい、昨夜からのメールの中で急ぎのメールだけ確認を行い返信の指示をしておく。
午前8時になると自分の部屋に戻り、"未来ネット"を見ながら株の購入リストチェックを1時間行う。
午前9時になると株式市場が開始され、自動システムにより株式の売買がされていく。ここで株式の掲示板を見たりすると間違った情報や気になってしまう情報が眼に入ってしまうので、できるだけ避ける。そして当日のストップ高・ストップ安の銘柄をチェックしていく。
午前10時からは、今度は午後からの株の購入リストチェックを1時間かけて行う。
自動システムができてから、張り詰めた感じでなくなり、とてもストレスフリーだよ。
午前11時半には、株式市場も昼休みに入りいったん休憩。秘書には、市場開始前に昼食用に出前をお願いしており、預かってもらっていた出前飯を持って来てもらいながら、市場開始前に対応できなかったメールの回答を秘書と確認を行う。12時半になり市場が再開される。
午後1時よりアメリカ市場と為替相場を"未来ネット"見ながら購入リストチェックを行う。
何だかんだでチェックしているとすぐに午後3時に株式市場閉会となる。閉会後は塗れたタオルで30分間顔を覆い、眼の疲れを癒す。ついでにマッサージ器を購入して隅っこに置いて、いつも閉会後はそのマッサージ器に座っている。
午後3時半から、秘書に纏めてもらった本日の株式売買確認と残ったメールの確認を行う。
午後4時からは、2時間ほど20分単位で6件の打ち合わせを行う。事前に20分間での打ち合わせでお願いしますと依頼している。15分だと短すぎて30分だと間延びしてしまうからである。
午後6時からは事前に出前を頼んでいたので、食事を食べながら軽く打ち合わせ(もちろんこの出前は、株主優待がある会社が選択し、できるだけ現金を使わないようにする)
午後7時に帰社。自宅兼オフィスのジムにて30分トレーニング。30分専属マッサージ屋さん来てもらい、ジムにてマッサージ。毎日スケジュール化しておけば、さぼり癖の有る自分でもとりあえず取り組める。
まぁ、毎日30分歩くぐらいなら、4,000歩ぐらいでマッチョになりたいわけではなく、健康的な生活を過ごしたいだけである。
午後8時より、自分の部屋に戻り、風呂にて入浴。寝る2時間前の入浴が、寝る際の寝つきがよくなるらしい。本当かは知らない。
午後9時に自宅マンションの資産管理会社事務所の2階の自分の小部屋から2時間資産管理会社の保有の株確認と自動システムにて株売買をチェック。
午後11時部屋に戻り消灯して睡眠。経費で購入した30万の布団にて快眠
土曜日は、昼間は会議がびっしりと入っている。不動産関連など曜日に関係ない業種の会議を入れられている。
日曜日は歯医者・病院・床屋など分単位でスケジュールが入っている。
なんかスケジュール管理されすぎていて、前の人生より健康的かもしれないがやっていることはブラックかも
お金稼げているが結局使う時間がない・・・。
相手に指示されて生きるより、相手に指示して生きるのは楽な反面。
従業員の生活が懸かっていると考えると前の人生で味わったことない息苦しさがある。
稼ぐ方法がある分、気が楽だけど、みんなを背負っていると思うと結局心臓が痛い。贅沢病かもしれない。どの立場になっても相手を僻むもんですね。
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1999.3 投資会社立ち上げ
1999.4 投資会社 名古屋駅前に本社移転
1999.8 不動産会社買収
1999.9 システム部門立上 システム開発開始
1999.10 薬局/病院資本参入
1999.11 病院/専門学校買収
2000.4 本社移転と決算
2000.7 AtoB貴金属店立ち上げ
2000.8 AtoBフードサービス立ち上げ
2000.9 東海豪雨と新築建造と探偵事務所買収
第4章完となります。ここまでお付き合いして頂きありがとうございます。
また感想もありがとうございます。
2001年に入る第5章執筆中です。少しだけお時間を頂きます。
尚、次の更新は4章に出た人物と組織を記載します。
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