北海道・小樽のあまりにかっけえ街並み

 「あまりにかっけえ街並み」と題しましたが、その通りです。


 小樽には古い建物がやたらと残っていて、それがやたらとかっこいいのです。荘厳な石造りの旧銀行舎などが残っていて、今はカラオケハウスになっていたり、お店になっていたりします。


 宇宙人は小樽を見てこう思うでしょう。


「ここには巨人が住んでいるに違いない」


 それほどに大作りなドアは目測で三、四メートルくらいあり、切り出された石は一つ一つが人の身長ほどもあるのです。

 こんな建築が町のいたるところにあり、宮殿を思わせる豪華さです。


 寒さ対策なのか、壁も分厚く、それが建物全体をどっしりさせています。その中に入るとなんだかとっても安心するという寸法です。


 もちろん小さめの、といっても江戸の街並みよりもしっかりした造りの建物もありましたが、蔵ひとつとっても窓がとんでもなく高いところにあり、ラプンツェルに髪を伸ばしてもらわないととても登れないほどです。泥棒たちはきっと苦労したと思います。


 次回「北海道・余市のウイスキー伝説」

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