イラストの専門学生の日記。

鴉杜さく

第1話

2年生になり、授業が自由選択となった。

もちろん必修もあるが、それでも1年のときよりかは自分の体調を管理しやすくなった。

だが、先生の言葉遣いが厳しい。

とてもつらい。

どうしてそんなことばかり言うのだろうか。


学校バイトでも業務以外に先生のご機嫌取りもしなくてはならない。

とてもだるい。

それで最低賃金とかふざけてるだろ。


今年はイラストでフリーで食べていけるほどに有名になりたい。

でももう無理なのかもしれない。

今年入ってくる新入生にはいいたい。

アイツを信じるなって。

先生はみんな敵だ。


そしてこの学校に入ってもうまくなることはない。

諦めてくれ。

恨むなら見抜けない自分を恨めといいたい。


この学校には自分の夢をあきらめにきたことを最近思い出した。

私は昔プロゲーマーになりたかったんだ。

でも始めるのがいくらなんでも遅すぎた。

だから諦める為に学校に入った。

ほんとごみみたいな志望動機だ。


課題がいっぱいだ。

明らかに1週間でこなす量じゃない。

学校に入ると課題地獄になって自分の好きなことは出来なくなる。

それを私は入学して知った。

自分の推している人のファンアートを描きたい。

けれど、課題のせいで時間が取れない。


悪循環だ。

課題をやってから寝よう。

今日も私、お疲れさまだ。


……将来、生きていけないんだろうな。

卒業したら何しようかな。

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