第25話 プラン

「出来なければ、どうするの?、お姉ちゃん」


「このシャーシにメス(鋸、又は、リューター用丸鋸)を、入れます」


三葉の宣言に、道流は。


「へっ?、

それだけ?、

お姉ちゃん、

今のミニ四駆界隈だと、

その、改造は、主流だよ、

別に、宣言をするような改造でも、無いよ」


道流は、YouTubeで、ミニ四駆関係の、チャンネルをよく視ている為、

驚き、しなかった。


「そうなんだけど、あたしに取っては、断腸の思いだよ、

なにせ、予備が2台しか、無いから、慎重にやらなきゃいけないのよ」


「あ~確かに、お姉ちゃんの所有マシン、

昔販売された、スペシャルパッケージだから、全失敗は、出来ないね、

それなら、最新のマシンとか、シャーシを購入して、

そっちで練習して改造の腕を上げてから、挑んだら良いのじゃ無いの?」


道流の言うことは、三葉も理解しているし納得もするが。


「道流の言うことは、確かに筋も通っていて納得もするけど」


「なら、やれば、良いじゃん」


「簡単で、単純に言うよ、それを、選ばない理由を」


「どんな理由が有るのかな?」


「保管場所の問題で、その案は、通りません、

従って、ぶっつけ本番に近い状態での、実行になります。」


道流は、三葉が言った、理由に


「お姉ちゃん、そんなにマシンを所有していたの?」


「うん、歴代のマグナムとソニックとトライラガーは、コンプして、

後は、S2のシャイニングスコーピオンとMSのアバンテとエアロのマックスを

所有しているよ」


道流の想像以上の所有マシンの多さに


「お姉ちゃん、それだけ、所有していれば、

いろんな改造のバリエーションが出来るよ」


「うん、そのつもりだよ、だからね、このプロトタイプ2号機に掛かっているよ」


「因みに、このプロトタイプ2号機の何処を替えるの?」


道流の質問に


「先ずは、フロントを替えるよ、3段プレートから、バンパーカットして、

そこに、S1シャーシに合うFRPプレートを皿ビス加工して、留めるよ」


具体的方法に道流は、


「それなら、確かに、慎重になるね、まあ、

お姉ちゃんなら、大丈夫だと思うよ、手先器用だし、

スタイルが良くて、手先器用だから、YouTubeでも、開設すれば、

男性のミニ四駆レーサーのファンが、付くと思うよ、

顔は、小顔で童顔だし、人気出ると思うよ」


道流の提案に


「う~ん、それは、考えて無いし、開設する気も予定も永遠に来ないよ、

本業である、小説に影響出そうだからね」


三葉の回答に道流は、渋々納得したのだった。

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