【賽シリーズ】パーフェクトガイドブック

千崎 翔鶴

用語と国

1.用語解説

【総暦】

 この世界における紀年法。総暦の始まりは世界を支える四頭の獣が生まれた日とされている。

 神は盤上にて賽を振るは総暦617年ごろ

 盤上遊戯は賽の目次第は総暦866年ごろ

 賽は投げられたは総暦1617年ごろ


【管理者】

 世界を創ったとされる四人のこと。歴史書の上に名前は記載されないが、現れたということが伝わっている場合がある。

 歴史書においては「黒髪の男」「黒髪の女」「闇色の少年」「金の青年」などと表記されている。

 このうち「黒髪の男」がもっとも記載が多い。


【世界を支える四頭の獣】

 万物の巨狼きょろう、流水の大蛇だいじゃ、天空の絢爛鳥けんらんちょう、大地の堅牢亀けんろうきのこと。

 それぞれが世界の万物(大気)・流水・天空・大地を支えているとされる。

 彼らは獣の姿と人の姿とを持ち、それぞれが対応する管理者と関わりがあると言われている。


【世界を揺るがす四匹の獣】

 享楽の猫シュレーディンガー淫蕩の鼠ラオシュラト偏執の狐リオヴァルポ調和の鷺アルデーオのこと。

 揺らがぬ世界は滅びるとして、人の中に現れる。彼らはそのものが人の姿を取ることもあれば、人にとりいてその人間の姿のまま活動することもある。また、それと気付かれないように人間の中に潜むこともできる。


【神】

 殻となる器を持たず、核である魂に膨大なエネルギーをまとって存在するもの。本来は神の領域にある。

 その在り方は国や地域によって様々であり、彼らは信仰する人間によって定義されていると言っても過言ではない。


【人間】

 核となるこん、器となるはく、そして動力となる魔力の三つによって構成されるもの。

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