4月25日 木曜日 快晴

 コーヒー屋さんには1人で行くことが多いが、これはどうやら珍しいらしい。今日、1人でコーヒー屋さんに行くか?という話題になったときにそのことを知った。私はコーヒー屋さんにコーヒーを飲みに行くことを目的としているし、話し相手がいなくてもバリスタや他のお客さんと話してることが多いので、あまり気にしたことがなかった。

 そう、今日は珍しく人とコーヒー屋さんに行ったのだ。前まで働いていたバイト先の元同僚。その中の会話で先ほどの話題になった。

 1人で行くコーヒー屋さんと、人と行くコーヒー屋さんは違うな、と人と一緒に行く度に思う。同じ店であっても、別のお店のように感じる。目的がそもそも違う、1人で行くときはコーヒーを楽しみに行っている。先ほど述べたような、コーヒーの味わいを楽しんだり、お店の内装をゆっくり眺めたり、バリスタさんや他のお客さんとコーヒーを通じてつながったり。人と行くときは、その人との会話を楽しみに行っている。至ってシンプルな目的。どっちがいいとか好きとかはないけど、この両方の目的にちゃんと応じることができるのってすごいことなのでは、と思った。そして、ちゃんと応じることができているからこそ、1人で行ったときと人と行ったときお店は違う表情を見せてくれる。今日のお店は、お茶会の良き会場となってくれた。

 今日は日差しが強く、一面の群青に引かれた一筋のひこうき雲が綺麗な日だった。遠くを見れば薄ら雲。そんなときに飲むコーヒーはひとつ。ケニアのコールドブリュー、間違いなかった。

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