或る奇妙な文通【関川二尋さま企画『ハーフ&ハーフ4参加作品』】
銀鏡 怜尚
序
この物語は、世に溢れる手紙、ファクシミリ、E-mail、チャットの中でも、風変わりな便りを寄越した男/女と、それに律儀に返信した生真面目な男/女の滑稽譚である。
無茶苦茶で支離滅裂で荒唐無稽な手紙にも、返信を寄越せば、何か奇抜なストーリーが生まれるかもしれない……、なんてミラクルが起こるわけでもなく、不毛な文通に帰結することが
しかし、返信者の生真面目な性格、あるいは往信者の圧力、はたまたに返信者の勘違い等々によって、駄文、悪文、乱文に対して奇しくも往返が成立してしまったもののうち、一際
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