ジャスティティア特別用語解説集
二章に突入する前におさらいということで、どうぞ。
今後も各章が終わるごとに新しいものを作成してきます。
[超大陸ジャスティティア]
いうまでもなく世界を意味する。大陸外には海があり、まばらだが島もいくつかある。世界の中心にあるギンヌ大火山を基準にして、北はテミス王国やガンドラ帝国ともう一つの大国だけが存在し、南は大小含め計数十ヵ国の国がある。気候や地形は場所によって異なり、テミス王国のような一部地域を除けばどの場所にも四季が存在する。
[霊力]
生物の感情から発生し、強い感情に反応して増幅する特性をもつ高次元エネルギー。現在のジャスティティアにおける主なエネルギー資源でもあり、ほとんどの機械は電力から霊力に鞍替えしている。環境に害を与えない上にエネルギー効率がずば抜けており、しかも簡単に生成できるのでまさに夢のようなエネルギー。
[霊魔]
起源不明・生態不明の魔物。霊力から発生することだけが判明しており、生まれた場所の霊力濃度が濃いほど強力な霊魔が生まれることが最近の研究で判明した。数百年前まで霊魔はネメシスという名前が便宜的に付けられていたが、霊力学の父ハートにより霊力から生まれる魔物として霊魔と名付けられた。個体によって特性や姿が全く異なり、山ほど大きい個体もいれば肉眼で見えないほど小さな個体も確認されている。
[霊臓]
霊魔との生存競争の末に人類が獲得した異能力。魂の力を引き出した結晶で、霊臓を保有する者は心臓にハート型の痣を持つ。特殊な装置を使うことで判別することが出来る。同じ能力を持つ霊臓は存在しないが、似通ったものはある。
種類ごとに分けると放出型・生成型・干渉型・改変型・変身型・召喚型の計六つが存在する。
[名も亡き聖者]
その昔に実在したという聖者。世界を旅し、行く先々で偉業と人助けを行った痕跡が遺跡などから見つかっている。世界中の遺跡や石碑からその見た目や性格について示した資料が発見されているが、その名前に関するものだけが不自然なほど見つかっていないため、名もなき聖者として仮に呼ばれている。
[騎士王ラムレス]
おとぎ話にすらなった伝説的英雄。彼の出身国であるテミス王国ではアニメやグッズが作られるほど絶大な人気を誇る。名もなき聖者と交流があったとされているが、資料の乏しさから正確性に欠けると専門家から指摘されている。
[大陸対魔組合]
ジャスティティアに巣食う霊魔の根絶を理念に掲げて活動する世界的組織。国土を持たない国家として認められており、テミス王国やガンドラ帝国のように自力防衛が出来ない国は全て大陸対魔組合の同盟を結んでいる。継続的な活動のお陰で多くの国から信頼を向けられており、ハンターカードは身分証明書として効力を発揮する。一級のハンターカードにもなると一部の国で入国審査免除の優遇措置が取られることもある。
[ギガント]
いわゆる巨人族。しかし人をそのまま巨大化させたような姿をしているわけではなく、むしろ動物を人型にして巨大化させたと表現する方が適切な見た目をしているという。その昔、ジャスティティアで暴虐の限りを尽くした種族だとラムレスの英雄譚で語られているが、真相は不明。
[アールヴ]
いわゆるエルフ。森の奥にひっそりと暮らす少数種族で、尖った耳は植物の声を聴く特殊な器官。整った容姿と長すぎる寿命が特徴で、中にはAC歴以前から生きている者もちらほらいる。そういった者たちは頑なに過去の歴史を語ろうとしない。長すぎる寿命に適応するためか知的好奇心が強く、森の外にでるアールヴは少なくない。森を出て長いアールヴは耳が丸くなる。
[ライカード]
本編未登場。
いわゆる獣人。動物のような耳と尻尾を持ち、人間離れした身体能力が特徴的な種族。平均寿命が約50年と比較的短命な種族で、その分人生を楽しもうとする陽気な気質を持つ者が多い。コミュニケーション能力が高いので新卒採用で優遇されがち。ライカードの血が濃い者は全身が獣に近い見た目になるが、一部の身体部位だけが獣のようになることはない。ライカードが住まう獣人国ラオは武術の国としても有名であり、武術を嗜むライカードも多い。
[ヒューム]
いわゆるホモサピエンス。ジャスティティアにおいて一番数が多く、霊臓の発現率が一番高い。それ以外に今更語るような特徴はない。
[テラー]
その昔ジャスティティアに降臨した神。前触れなくジャスティティアの外からやってきては天使の軍勢と共にギガント族との戦争を行った謎の存在。今も世界の中心で眠っているという都市伝説染みた話が巷で広がっている。
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