第2話

その夜の飲み会の合コンは滞りなく終わって

お開きになった。

ボクはあまり気が進まなかったが

卿子と二次会に行くことになった。

「どこ行く」

「待っとってくれまっしゃろかい」

「なにするの」

「トイレでっしゃろかい」

「トイレかい」

ボクはそういうと、卿子のトイレを待った。

「行かないの」

「怖いお兄さんがたに道を阻まれた」

「トイレだけにクソっ」

「うまいでっしゃろかい」

「最低のレベルだよ」

 ボクは地面に唾を吐き捨てた。

あまりの自分のお笑いセンスのなさに

嫌気がさしたのだ。


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