【010】『サッキー』って呼んでいいです?
オーバーリアクションをとるショウの姿を見て、咲希は吹き出してしまう。
「ふふっ大丈夫、気にしてないです!」
「知らずにすみませんっ!ええと、登録できました」
「ありがとうございます。えっと、私のスマホにも情報が来たみたいです……」
咲希は、ポケットから花柄のついたスマホを取り出しアプリを立ち上げる。
「お仕事の内容は……公園の清掃員?」
「です!……では、現場に向かいましょう!」ショウは元気にうなずく。
「わかりました。えっと……私、敬語とか気にしないので、自然に接してもらえると嬉しいです」
「え?いいんですか……あんまり敬語で話すの慣れてないので助かる!」
「大丈夫です。あと、すみません。お名前を聞くのが遅れてしまいました」
「あぁ!名前は『ショウ』って呼んでくれれば。みんなからそう呼ばれるので」
「ショウさんですね……改めてよろしくお願い致します。私は……」
「『サッキー』って呼んでいいです?」
「サッキーですか……!?えっと大丈夫です。」
「ありがと!それじゃサッキー、行こう!」
ショウは、サッキーを連れて、仕事先に設定されているとある公園へ向かうのだった……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます