第7話 片付け
まず改築するにあたって、家の中のものを全部片づけなくてはなりませんでした。
まあ、出てくるでてくる、いらないものが。
父母の結婚式の時のローソクとか、写真立てとか。
いるの? と訊ねると、取っておかないと、と母。
ゴミにしか見えない父母の若かりしときのナニカを、全部取っておくというのです。
いつも口うるさく部屋が汚いと私に言うのですが、母も片付け下手です。それ以上に急なことでまともな判断ができなくなっているようでした。
無理やり捨てる、を決行して、捨てることに。とにかく捨てる。
この作業が、引っ越しよりも大変で。もう体力労働。
なんせ両親の結婚からそれまでの数十年分のものがいろいろ溜まりにたまっています。
捨てるものは捨て、一階の荷物を全部段ボールに詰めて、二階へ。パソコンなんかも全部二階へ。
冷蔵庫とかはどうしたかな……。ちょっと忘れました。
ただ片付けて埃だらけになったのは覚えています。
その間にも父の入院している病院へ行ったりと、大変でした。
肉体労働でへとへとです。
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