しかし突然雨が降り出して、僕は慌てて屋根を探す。急いで雨宿りできる場所を探さなくちゃ。


「早くしないと、風邪ひいちゃうよ!」


 ぴょんぴょん飛んでくウサギな僕は、いい感じの洞穴を見つけた。中はひんやりと乾燥してて、奥の方は暗くてよく見えず。


 ゆっくりと。慎重に。1歩ごと。1歩ごと。1歩ごとに立ち止まりながらも、入口の、光が見えなくなるまで進み、真っ暗な中、片足が、地面の無いところを踏み抜いたああああ!


 僕はまた、落っこちる。もうこれで、3回目。洞窟の中の縦穴は、ごつごつしていて岩だらけ。

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