だ M

 段々と体が軽くなっても走り続けて、台車をカラカラと回した。ヂュルとたまにボトルの水を吸いまた走る僕は、透明な壁の檻の中。ヅブと背中に指をうずめるのはお母さん。僕は飼われてるモルモット。デレて溶けた表情の母さんの手から逃げ出し、壁を這って窓の外へと。ドロドロの庭は雨上がりの証に違いなく、僕の肌も湿っていった。

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