名言・明言・迷言

葱と落花生

名言・明言・迷言

『私は未来の事は考えない。どうせ、すぐにやって来るのだから』


 時空相対性を唱えたアッカンベー写真で有名なアルバート・アインシュタインが言ってしまった。

 前々から思っていたが、こいつはつくづく馬鹿である。

 だから後で後悔するんだよ。

 科学者たる者、この発明を発表しちゃっていいのかなと、よーーく考えてからにしないと。

 原子爆弾みたいな物を作っちゃう奴もいるんだから。

 アイン君は生涯原爆に関して後悔し続けたまま亡くなったとか。

 決して参考にしてはいけない天才物理学者の御言葉。

 弘法も筆の誤りってね、間違いもあるよ。

 人間だもの。

 しかーし、アイン君の間違いはデカ過ぎたね。

 軽く読めば、背伸びして早く大人になりたがってつっぱらかっちゃってるおにいちゃん・おねえちゃいに聞いてほしい御言葉である。

 あまりにも先の事を考えすぎている人にも問題有りだが、何事も行き過ぎはいかんですよ。




『たとえ太陽系と天体の全部が壊れたとしても、君が死ぬは一回きりだ』

 そのとうりだ。

 だが、何かしっくりこないのは私だけでありましょうか。 世の中、生き方死に方を気にしすぎている人がいる。

 英国のトマス・カーライルがこのいたって単純な答えを出している。

 単純すぎるのさ。

 人生そんなに単純明快ではない。

 人の人生だと思っていい加減な事を言ってくれるな。

 死んでしまいたいなどと考えるのは余程切羽詰まっている人間だ。

 生物として生きて生殖するのが本能だ。

 本能に勝る死への願望。恐るべし。

 自殺するのは人間ばかりかと思っていたが、ネズミも自殺する。

 奴らは文字どうりネズミ算式に繁殖する。

 狭いエリアで増えすぎると、子孫の食糧が枯渇してしまう。

 ネズミは知ってのとうり、深く考える能力等ない畜生である。

 そんな畜生だが、子孫が食う食糧がなくならないように集団自殺するらしい。

 しかるに、人類が盛んに行っている戦争と言うやっかいな大量虐殺行為。

 本能のままの自主繁殖抑制と言えなくもない。

 だったら、人様を殺す前に御前が死んでみろ指導者。

 ネズミだってやれる事を、指導者たる御前が出来ないとは言わせない。

 死んで行く一般人の気持に成って、よーく考えてから戦争を始めてもらいたい。

 と言うか、正当防衛ならば致し方ないとしても、戦争を始めたりしないだろう。

 御前が死んでから『俺について来い』と行って見ろ、言えるものならば。

 考える頭が有ったらやらないのだから、ネズミほどにも考える頭のない奴が戦争をオッパジメルのだ。




『男女を問わず我々総てにとって肝心な事は、学ぶ事ではなく、学んだ事を忘れる事である』


 グロリア・スタイネム女史のお言葉である。

 今からうん十年ほど前に、超スーパーミニスカートを履いて男女同権を唱えたフェミニスト。と言ったってわっかんないよね。

 男女同権に反対なのがイスラム原理主義ってえ一派。これなら聞いた事あるだろ。

 イスラムの教えは男と女は違うと言っている。

 違うといってはいるが、下等な生物であると言っているのではないと聞いた事がある。

 女性を大切にしましょうよと教えているのだそうだ。

 やられたらやり返せとも教えていないとか。

 だったら初めから教わった事など全部忘れてしまえば、ああでもないこうでもないと騒がなくてすむのではないかいなと。

 なんとなく、現代でもそのまま通用しそうな言葉に思える。何と言っても教育は怖い。

 人間という生き物は教育次第で、戦闘機に乗って敵の船体に体当たりするのが名誉だと信じてしまう。

 マインドコントロールというやつだ。

 そんな教育を代々続けていたら、教える方もそれが此の世の総てだと思いこんだまま、子供達にも同じ事を教えてしまうのさ。

 思い込みで人は生きている。

 この記事を読んでいる君。

 自分は生きていると思い込んではいないだろうか。

 これは死後の世界のサイトだぞ。




『健康法の本を実践するには、よほど注意しなければならない、ミスプリントで命を落とすかもしれないからだ』


 言ったのは作家のマーク・トウェイン。

 御前自身がミスプリントだったら誰を信じればいいんだ。

 御前はそこまで考えて発言したか。

 作家の一言は重大発言としてとらえられる場合が多いんだぞ。

 私の様な狼少年の言う事は誰も信じないが、あんたの言った事なら信じ込んでしまう奴が何人かはいる。

 御前こそ注意しろ。

 とは言え、実際にミスプリントでの事故がないわけではない。

 それ以前に、製造段階でのミスとか、健康サプリの長期服用による副作用とか、不安材料ならば海の水ほどに沢山ある。

 作る方も、読む方も、用心に越した事はないようである。

 特に注意しなければいけないのは、薬の副作用である。

 薬は体に入れる異物。

 元を辿っていたら劇毒だったなんてのはよくある事だ。

 服用の注意書きはよく読んでから服用するように。

 副作用まで見ない人がいるが、一番肝心な所である。

 メマイ止めの薬には、副作用として必ずメマイと書かれている。

 酔い止め薬の副作用には、吐き気が必ず書いてある。

 解熱剤には発熱。

 下痢止めに腹痛。

 とにかく、異常を感じたら医師に相談してくださいとまで書いてある。

 相談した医師に処方された薬なんだよ。御前は。

 もっと自分に自信を持て。

 そんなわがままばかり書いていると、今に誰も飲んでくれなくなるぞ。

 ジェネリックに今の座を奪われてもいいのか。

 メンドクサイ事は誰にも読めないように小さく書いておけ。

 書いてさえあれば読めなくても違法ではない。

 現にそうやって売り上げを延ばしている奴を私は知っている。

 頑張れ!




『公式に否定されるまでは、何も信じるな』


 イギリスのジャーナリスト、クロード・コバーン氏のお言葉。

 大間抜け野郎である。

 御前の言葉も信じてやらないぞ。

『この言葉を除いて』としっかり頭に付けておけ。

 とてもジャーナリストとは思えない。

 意志や情報を正確に伝えて世界を正しい方向に導こうってのがジャーナリズムだと思っていたが、とんでもない勘違い野郎ときたもんだ。

 Xファイルというアメリカのドラマにもこんな台詞があった。

『誰も信じるな』

 確かに何を信じれば良いのか分からない時代である。

 言いたい気持はよーく分かる。

 ただ君は言っておきながら、この言葉だけは信じてもらいたいという自分の気持がわかっていなかったんだね。

 ジャーナリスト失格。

 出直してらっしゃい。




『政治の世界で最も必要な才能は物忘れである』


 貴方は偉い。

 流石は名門のブレーン。

 分かっていらっしゃる。

 日本には優秀な政治家が五万といる。

 公約の演説をしながら内容をリアルタイムで忘れていける。

 天賦の才としか言いようがない。

 実にすんばらしい能力である。

 超能力と言っても差支えないだろう。

 ケネディーやジョンソン大統領のブレーンだった、ジョン・ケネス・ガルブレイス氏の発言。

 当時の事は知らないが、問題発言にならなかったのであろうか。

 高齢者の皆さん。

 物忘れに悩んでいる場合ではないのであります。

 思い切って政界デビュー、永田町目指してまっしぐら。

 高齢者医療、生活保護より少ない年金問題、一気に解決しようではあーりませんか。



『人生は後ろ向きにしか理解できないが、前向きにしか生きられない』

 デンマークの哲学者セーレン・キルケゴール氏の言葉であるぞ。

 哲学もこの位分かりやすい言葉で言ってくれると、話聞いてやってもいいかな。

 哲学というと小難しい言葉を並べ立てなければ気が済まない人が多いようである。

 分かり易い言葉で説明できない者は、理解できていないから教わったままの言葉でしか哲学を語れない。

 本当に理解できている者はもっとこなれた言葉にして、分かり易く幼稚園児にも哲学を教えられるものである。

 だから教授の言う事なんか聞いても、ク〇のやくにもたたない。

 分かってない奴の説明を千回聞いても分かんねえんだよ。

 縁側でひなたぼっこしているババぁに聞いてみな。

 分かり易く教えてくれる。

 過去ばっかり引きずって歩いている人は、後ろ向きに歩いているのだから、あちこちつまづいても仕方ないんだな。



『知識が増すほど、我々の無知が明らかになる』


 第三十五代大統領J.F.K氏のありがたーい? 言葉だーー!。

 いっくら知識を詰め込んで色々と知っても、結局行き着くのはもっと多くの謎なのだよ。

 知れば知るほど分からなくなる。

 当然である。

 先人は謎の部分をほったらかしにして、何事にも意味があるかのように物事をつくろってきた。

 つじつま合わせを続けて来たのである。

 そして貴方も同じ事を未来に残して消えていくんだな。

 それでいいのだ。

 総てが解決した時、なにもかもが思い込みだと知ってしまった人類は消滅してしまうからね。

 世界は思い込みで成り立っている。

 しつこいようだが生きていると思い込んでいないか。

 ここは死者のサイトだぞ。




『投票は弾丸より強し』


あのリンカーンがイリノイ州の演説で言った名文句。

 私ならば『投票は銃弾に勝る』と訳したいところ。

 誰が言ったとまでは知らなかったにしても、政治に興味はなくとも、世界史アメリカ史に興味はなくとも、何処かで一度くらいは聞いた事があるのではなかろうか。

 私は最近まで知らなかった。

『ペンは核爆弾より強し』というのと似ていなくもないが、人間の考える事はそんなに変わるものではない。

 同じ様な発言が有って当然である。

 この演説の四年後に大統領になったリンカーン、九年後に俳優ブースに撃たれて他界している。

 動乱期の政治家になんぞなるものではない。

 たいていは暗殺されて名前だけが残される。

 投票は弾丸より強いかもしれないが『大統領は弾丸より弱かった』

 ケネディー家の何人かも凶弾に倒れている。

 暗殺の方法ならば毒殺・移動中のジェット機を撃ち落とすとか、爆破テロを仕掛ける等々。

 色々とありそうなものだが、銃撃がダントツ一位。

 不動の一位をキープしている。どこかの国の誰かさんのようである。

 もっとも、彼奴はロクデナシの第一位であるが。

 銃社会であるアメリカの事、言葉より鉄砲に物を言わせた方が効果があると、経験をとおして遺伝子に組み込まれている。

 最近では日本のヤクザにもこの様な傾向が見られるが、それでもやはり伝統を重んじる社会である。

 日本では未だに匕首による刺殺が首位である。たぶん。

 この銃社会アメリカ。

 国内実情を知ってか知らいでか、他国との政治交渉でも巨大な大砲を背中にしょって、威嚇しながら優位に立っているのがアカラサマで実にすがすがしい。

 対外交渉のニュース映像などを見ていると、まるで青春ドラマの一場面を見ているようである。 

 話は飛ぶような飛ばない様な。中途半端に進むが、日本の選挙用語の中に爆弾というのがある。

 アメリカでも当然、銃弾より爆弾の方が強いだろう。

 村では選挙が近くなるとクワやカマがよく売れる。

 金物屋は選挙に合わせて仕入をする。

 村の選挙は、有権者様宛て御祝儀袋付の一大イベントである。

 婆さんも爺さんもクワカマが錆びて来ると、クタバリ損ないの議員に解散総選挙だと石を投げつける。

 石に当たって本当におっ死んだ議員も、過去には何人か実在していた。

 選挙がないと村の金物屋は潰れてしまうのである。

 これがまた良く出来ていてな、金物屋のオヤジな。市長だよ。出したものはしっかり回収してる。

『投票は銃弾より強いが、爆弾より圧倒的に弱い』

 世の中の力関係なんてこんなものよ。




『愛は貧困と歯痛以外の総てに勝る』


 良く言った。

 貧しくとも愛さえあればなんて言う奴の気が知れない。

 そんなのは今日食う米のあるやつの戯言でえい。

 人は愛のみにて生きるにあらずでえい。

 女優メイ・ウエスト女史のお言葉でえい。

『愛こそが総て』と歌ったカブトムシ達は、コガネムシより金持ちになった。

 愛は金では買えないと言う。

 金で買えない物はないとも言う。

 一度でいいから私に問題の中心にある金を預けて見ろ。

 実験してやるから。




『アインシュタインが天才だったばかりに核の悲劇がおきてしまった』

 天才ピカソが言ったね。

 ゲルニカに見られるようにピカソは強烈な反戦意識の持ち主だった。

 反して自分の作品に愛着はなかったらしい。

 芸術と言われている自分の作品だったが、ある日娘が小便をしたいと言ったら「丁度良かった。そこのブロンズ像にかけてやってくれ」と言ったらしい。

 ブロンズは小便、いやアンモニアでどうにかして完成させるとうる覚えているが、やるか普通。

 デッサン程度の落書で100万もするピカソ。

 押入れいっぱいほどのデッサンを残して此の世を去っている。

 相続者が一時に放出したら、総てのピカソ作品が値崩れを起こしてしまうほどの量である。

 出荷調整をしている。

 出来過ぎたキャベツと一緒なんだよ。ピカソの絵。

 ピカソなんか持っていても何の特にもならないぞ。

 私の家に捨てていけ。

 話は変わってこの時のピカソ君。

 誰かを槍玉に挙げて反戦を叫びたかったのだろう。

 いいたい奴には言わせておけ。


 一方こちらはアインシュタインサイド。

 彼は晩年になって科学者になった自分を悔いている。

『時計職人になっとけば良かった』

 これこそ名言・明言・迷言。




 自分の耳を切り落として、医師に「なんでこんな事してくれたかな」と聴かれ。

『その時はそれでいいと思った』と答えたのが天才画家ゴッホ。

 だったと思う。

 間違っていたらごめんよ。

 いずれ有名な画家だよ。

 何にしても天才の考える事は、凡人の理解をはるかに超越している。

 最近、自分で自分が分からなくなる私はひょっとして天才か転載か天災なのかもしれない。

 おお、自画自賛。




『政治家の発言を鵜呑みにする人が居るとは信じられない』


 ついつい本音をポロリと言ってしまったのが、フランスの元大統領シャルル・ド=ゴール氏

『嘘つきは政治家と詐欺師の職業病』というのは私の一言。

 万国共通は津波・台風・政治の世界。

 ド=ゴール君、好きだな。正直でいいよ。

 不思議なのは、正直なのに政治家として成功している。

 世界の七不思議だな。

 ギネスに載せてもらおう。




『幸福な者は似た者だが、不幸は人によってまったく違う』

 ロシアの文豪レフ・ニコラエヴィチ・トルストイの『アンナ・カレリーナ』の中の一句のアレンジ。

 絵に描いたような幸福な家庭などと言う。

 絵に描けるくらいだから幸福については誰にもある程度のイメージがあるのだろう。

 憧れとでもいうのか。

 ところが不幸となると、いざその場に立ってみないと分からない事だらけだと気づかされる。

 運悪く不幸になってしまったら、人とは違う経験が出来てよかったと思えるくらいに成りたいものだ。

 と昔は思っていた。

 本当についてない事が続くと、他の人と違う経験なんかしたくない。

 だれでも思い浮かべるありふれたやつでいいから、幸せになりたーーーい。

 と思って止まない今日この頃。

 皆様いかがお過ごしですか。

 幸せな人がいたら御一報ください。

 他人でも会った事のない人でも、私が呪い倒して差し上げます。




『人生はジョークだ、落ちは最後に分かる。生きている限りジョークは途中、最後まで聞くしかない』


 イギリスの劇作家、ウィリアム・シゥウェンク・ギルバートの言葉である。

 チャップリンも同じような事言ってたな。

 言葉は完全に忘れてしまったが………。

 人生ジョークの出来栄えはと言うと、最後の最後まで分からないのだそうだ。

 人生を悲劇や喜劇に例える人は多い。

 悲劇にするのか喜劇にするのか、その人自身が作者なのだから自由自在と行きたいが、なかなかそうは甘くないようである。




『想像力は知識という土台の上に作られる』

 あったま痛くなる言葉だな。

 ボストン生まれの作家エリザベス・スチュアート・フェルプス女史の「ある人生の断章」第十一章に書かれている。

 余計な事書かないでほしいよね。

 想像力ないのがばれちまうだろ。

 だがしかし、学校教育で得た知識は知識とは言わない。

 単なる学問だ。

 テストで点数の付けられるような脳内情報がナンボのもんじゃい。

 日本の場合は皆同じが良しとされている。

 変わった子は違反者として扱う教育だから、想像力の土台になる知識じゃないだろ。

 きっと。




『人間は自然の犯した唯一の誤りだ』


 人間は神が創ったと信じている人達に、そのまま言ったら殺されるぞ。

 言葉には気を付けろ。

 きっぱり言い切ったのはイギリスの劇作家、ウイリアム・シュウェンク・ギルバート氏。

 1884年発表の『王女イダ』の中の一節。

 知らねえなそんなの。

 きっとたいした奴じゃない。

 ただ、百二十年前でもやはり、人類はアホたりだと言っていた人がいたんだね。

 現代になっても、しょーもないやつのなんと多い事か。

『人間は自然が唯一作ってしまった天敵である』

 とは私の言葉だ。

 なかなか良いだろ。

 パクㇼじゃないぞ。

 たぶん。




『宗教は移り変わるが、ビールとワインは変わらない』

 嘘だ。

 ほっときゃ酒は酢になる。

 そんくらい知っとけ作家。

 米国の作家、ハーヴィ・アレン氏の言葉だ。

 人間の頭の中で思考錯誤を繰り返す宗教観やらの論争。

 果ては戦争にまで発展しかねない危険性。

 その時々によってコロコロと変わってしまう解釈や方向性。

 そんな頭の中の支離滅裂と比べれば、ビールが発泡酒になり第三のビールになったところで驚くほど変わったとは言えないな。

 もっとも、こやつ1949年に死んじまっているので、ビールの変化や一昔前に問題となった不凍液入りワインなんて物は知らないでの発言。

 今ではそのまま使えない言葉だな。




『この世界では、人は鉄床になるかハンマーになるかのどちらかだ』

 詩人、ヘンリー・オズワース・ロングフェロー氏の言った言葉なのだが何か気がつかないかな。

 サイモン&ガーファンクルの「コンドルは飛んで行く」の歌詞の一説に「鉄床になるよりハンマーに………」とある。

 しっかりパクられた言葉。

「コンドルは飛んで行く」の源曲はアンデスの民謡。

 総パクリでスーパーヒットを出して、印税二人じめしておいて何処からもお咎めなしなんだよ。

 上手くやりやがったよね。

 詐欺師と一緒だよあいつら。

 どっかの国の著作権なんだらかんだらとは様子が大分違うぜい。

 もっとも、著作権とっくにフリーだけどね。

 古き良き物のアレンジの方が、無理して作ったオリジナル作品より売れる。

 良く考えてみよう『干し金〇のフル時計』『変態仮面ジュピター』なんかが代表的な所だね。

 探せばまだまだ出てくる。

 古い所で『キッスは目にして』

 売りたかったら古いの引っ張り出してばれない様にパクるか、はっきりこれはあの名作のパロですと言っちまえ。

 それでもだめならあきらめろ。

 そうしてくれると私は助かる。

 ライバル一名脱落ーーー。

 歓迎。




『専門家の椅子に踏ん反り返っている者ほど同じ間違いを繰り返す』


 言えてるね。

 ドイツ生まれの建築家、ヴァルター・グロピウスの一言だ。

 強度計算間違えて相当倒壊したんだろうな。こいつの設計した家。

 専門家というやつは、とかく一つの事ばかりをくまなく知ってしまったばかりに、他の事が見えなくなっているものである。

 もっと広い視野で物事を見られれば、同じ間違いを繰り返す様な事はないだろうに。

 政治家・裁判官・医師・教師などなど、専門家と言えばきりないが、自分の専門知識を振りかざし相手をねじ伏せるのではなく、相手の身になって物事を進めて行くといった姿勢で事を進めればいいのだよ。

 今よりは少しだけ過ごし易い世の中になるんじゃないのかな。




『私達は物事の一億分の一も知らない』


 そりゃそうなんだけどさ。

 発明王。機関車トーマス・アルヴァ・エヂソン君が言いました。

 自分はその一億分の一で発明王になったと言っているのかな。

 フザケタ自慢話だよね。

 それとも、知らないのだからもっと観察研究をしなさいと言いたいのか。

 どちらにしても、トーマス君だから言えたんだよね。

 私なんか、もっと確立の高い年末ジャンボを何年間買い続けているか。

 当然、当選なし。

 買わなきゃ当たらぬ宝くじ、買っても当たらぬ狸の空クジ。

 宝くじって何枚買っても当選の確立は変わらないらしいぞ。

 知ってたーー。

 どっかの数学者が言っていた。

 本当かな。

 今度こそ当たれー。




『政治とは可能性の芸術である。多くの不可能を可能にした』


 そういう扱いでいいのかよ。精子じゃなかった政治。

 オットー・エドゥアルト・レオポルト・フォン・ビスマルクが言ったよ。

 何か、ビスマルクって響あんまり印象良くないんだけど、なんでだろう。

 こいつはプロイセン王国の首相。1871年からはドイツ帝国初代首相を兼務した。

 1967年8月11日に、マイヤー・フォン・バルデック公爵に語ったとされる一言なのだが、この一言って理想的すぎないかい。


 一方、こちらはオットー・エドゥアルト・レオポルト・フォン・ビスマルクの政治理念に反論したいサイド。

 カナダの経済学者、ジョン・ケネス・ガルブレイス。

『政治は悲惨か不快のどちらかを選ぶ苦肉の選択である』

 こっちの方がしっくりくるんだな。

 現実味があるよね。

 キューバ危機の折、ケネディー大統領宛に書かれた手紙の中の一節である。

 個人的には、政治とは前者であってほしいと思っているのだが、現実はこっちなんだよ。

 きっと。




『技術の進歩は異常な犯罪者の斧に等しい』


 御前がやっちまったんだよ。アインシュタイン。

 彼は自分の頭脳を一生悔いていたようだか、いっくら悔いても遅いよね。

 先も見ないで走っちゃったんだからね。

 ソレもコレも総ては、原子爆弾を作ってしまったと思い込んだから。

 科学者は発見・発明に没頭するあまり、周りが見えなくなり後先も考えられなくなる。

 良くあるケースだ。

 でも、その発明・発見を誰がどう使ったかなんだよ。問題は。

 アイン君、君が原爆を造ったんじゃないんだよ。

 んー………造ってたね。

 みんな総て全部、御前が悪い。

 政治屋さん達・企業。

 人間は一人だと良い人が多いのに、どうして集まると悪魔になれるんだろうかね。




『倒産の無い資本主義は地獄の無い宗教と同じ』


 痛感だね。

 会社パンクしたし。

 地獄のない宗教がいいなと思うよね。

 有るんだなこれが。日本に。

【神道】というやつだ。

 簡単に言えば神社だよ。

 信じる信じないは別として、大抵の日本の家庭はどこかの神社の氏子って事になっている。

 本人が知らないだけで、神社が勝手に氏子にしている場合も有ったりするから、神社だけじゃなくて総ての宗教団体・新興宗教も含めて、日本における宗教団体信者の延総数は人口の二倍ほどだ。

 いやあ宗教に節操のない国だねー。

 ええこっちゃ。

 話し戻すと、元宇宙飛行士のイースタン航空最高経営責任者だった、フランク・ボーマン氏が言っちゃった。

 確かにそうなんだけれども、1970年代の墜落事故多発・規制緩和・湾岸戦争による原油の高騰ときて、1991年には倒産・消滅してしまったイースタン。

 皮肉というか開き直りというか間抜けな話と言うか、世の経営者ならびに社員のみなさん、倒産をあまり深刻に考えない方が長生き健康にはいいぞ。




『お金こそ世界中の誰もが信じて疑わない絶対の神である』


 四百年ほど前にイギリスで活躍した聖職者、トマス・フラー氏が言っちゃった。

 世界同時株安だ増税だ戦争だって、お金に世界中が振り回されている今日この頃。

 これってきっと神であるお金を使った「マネー・ゲーム」などという、不謹慎で神を冒涜する所業への天罰なんだよ。

 デイトレ・先物派の私には平均株価が上がろうが下がろうかどっちでもいいんだけど。

 このままほおっておくと世界戦争なんてね。とんでもない事になるかも。

 アメリカが世界経済のけん引役の時代はもう終わりにしちゃってもいいんでないかな。

「世界の中心はアメリカじゃない」と大声で叫んだところで、海鳴りと大砲の音にかき消されてしまうのがオチなんだがね。




『楽に生きるなら何も信じないか総てを受け入れるかだ。中途半端は一番疲れる』


 言語哲学・論理学者のアルフレッド・コージブスキー様の言葉であるぞ。有難く頂戴したまえ。

 もっとも、正義も真実もイッパイの現代社会の中では、どっちを選んでも辛くなってしまうのだよ。

 物事あんまり深く突き詰めて考えない方がいいぞ。

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