さんぽ
たらむ
第1話 マイナス1歩
化石になった気分だ。
10秒ごとに目がぼやけるし、もう閉じてしまいたい。
資格の勉強しているときの感覚である。
マスクをかぶり、ブルーライトカットのメガネをかけ、分厚い教科書を黙々と読んでいる。体はほとんど動いていない。周りからは、勉強に集中しているおじさんに見えているのだろう。
これが主観と客観のギャップというものなのだろうか。
非常に良くないギャップである。集中していないから合格にマイナス1歩。
たらむ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます