第4話 まじない

 お久しぶりです。

 獅子堂桜です。

 この『くだらない自己わたし』を更新するのは半年以上ぶりになるのでしょうか?

 就活が忙しかったと誰かに言い訳するのは簡単ですが、全てを知っている自分にそう言い訳するのは難しい限りです。


 私の理性はなんて真面目なんでしょう……


 怠惰で臆病な本能に負けてしまえ、と思うときも、この理性が睨みを利かせ胸ぐらを掴んでくる。そんなことをしているから疲れて、すべてが鬱々と感じるのです。

 そうやって日々を過ごし、もう大学三年生の中頃に終わりが見えてきました。

 振り返ると、ただただ内省を続けた日々がデコボコにあるだけ。臆病な私は自分に言い訳をして一歩を踏み出せないでいるだけでした。

 そんな私は生真面目な理性がひたすらに内省をし続けてくれるおかげ、最近一つの自分を行動させるおまじないを見つけました。


 「やれるとこまでやれ、後は知らん」


 私は臆病なので失敗が怖い。それでも失敗しない人間なんてこの世にいません。私は失敗を受け入れるしかないのです。

 そして、人には限界もあります。全てを完全完璧にこなせる人間もこの世にはいません。私は自分の能力以上なことはできないと諦めるしかないのです。

 しかし、まずは行動しないことには失敗も能力以上の壁はありません。勝手に想像した脅威に怯え行動しないようではお話にならないのです。

 このおまじないは私に勇気はくれませんが、無責任な無鉄砲さをもたらしてくれるでしょう。

 何故推測するように「でしょう」と言うのか。

 それはまだ効力を発揮していないからです。

 人は簡単に変われないのです。

 もちろん変わる努力はしています。たぶん。

 その一つがこのエピソードだと思ってください。

 よく言うでしょう。何かを実現にする一歩目は、誰かに言うことだと。

 ……言いますよね?


 少し不安になったので逃げるように締めさせていただきます。

 またお会いしましょう。合わせる顔を私が持ち合わせているなら。

 ありがとうございました。

 


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

くだらない自己 獅子堂桜 @44Saku

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る