【実話】クラスで一番可愛い女子の着替えを、目の前で見てしまった話。
あおたか
【実話】クラスで一番可愛い女子の着替えを、目の前で見てしまった話。
女子の着替え。
男子なら、誰もが一度は見てみたいと思いながらも、決してそれが許されないもの。
アニメやマンガでは、主人公がドアを開けると、偶然ヒロインが着替えていて…というシーンがよくあるが、現実ではまず起こり得ない。
そのはずだったが、まだ小学生だった頃ではあるものの、実はクラスメイトの女子の着替えを、目の前で見てしまったことがあった。
しかも、クラスで一番可愛くて、自分も好きだった女子の着替え。
思春期真っ只中の少年にとって、その光景はとてつもなく刺激的で、20年近くが経った今でも、脳裏にしっかりと焼き付いている。
あれは小学5年生だった頃、体育の授業が終わったすぐ後のこと。
その日の体育の授業は、自分が当時最も苦手だった、大縄飛びの練習。
いつもなら、多少苦手なものでも逃げずに、時間が過ぎるのをどうにか耐えていたが、何故かこの日だけは別だった。
上手く飛べず、クラスメイトにバカにされるのが怖かったからか、嫌で嫌で仕方がないという気持ちが、次第に強くなっていく。
ついにはそれを抑えきれなくなり、悩み抜いた末、仮病を使うことにした。
授業が始まる前に、いかにも体調が悪いという風に、その場に顔を伏せて座り込む。
先生から保健室に行くか聞かれたが、仮病を使っているのがバレてしまうのではという考えが、瞬時に頭を
ところが、あろうことか咄嗟に口から出たのは、「それほどではないから、教室に戻って休む(?)」という、不自然極まりない返事。
結局、これが認められて教室に戻ることになったが、仮病を使っていたのは、先生にはバレていたかもしれない。
誰もいない教室に戻ると、自分の席の机の上に突っ伏して顔を隠し、寝ているフリをする。
人生で初めて仮病を使ったというのもあり、大縄飛びを逃れることができた喜びよりも、後ろめたさの方が強かったのは否めない。
そうしているうちに、体育の授業が終わり、クラスメイトたちが教室に戻ってきた。
仮病を使っているとも知らず、何人かの友達が、心配して声を掛けてくる。
ただ、迂闊に接すれば怪しまれると思い、顔を隠したまま、適当に力無く返事をした。
こうなると、自分でも引っ込みがつかなくなり、あとどのくらいこの状態を続けるべきかと考えていた、まさにその時。
「ちょっと、早くどいてよ!」
当日耳に飛び込んできたのは、クラスメイトの女子たちの、怒ったような声だった。
彼女たちは何故、(仮病とは言え)体調が悪くて休んでいる自分に、そんな心無いようなセリフを吐いたのか。
その理由は、彼女たちがこれからこの教室で、着替えをするからだった。
まだ小学生ながら、5年生にもなると、男女が同じ教室で着替える、という訳にもいかない。
そこで、話し合いの末、女子は教室で、男子は廊下で(理不尽)着替えることになっていた。
※後に男子から不満が上がり、同じ教室で着替えることになる。
つまり、自分は教室を出ていく必要があったが、先程と同様に怪しまれるような気がして、変な方向に思い悩んでしまう。
そうして行き着いた回答が、「しんどくて動けない」という、まさかの拒否。
当然女子たちは反発するも、逆にこちらも一層引っ込みがつかなくなり、険悪な雰囲気が漂い始める中、一人の女子が突如口を開いた。
「もういいじゃん、気にしないで着替えよ」
顔を伏せてはいたが、その独特な声は間違いなく、長谷川莉紗のものだった。
体型はやや小柄ながら、ルックスは間違いなくトップクラス、性格はキツいところもあったが、それが女子らしくて逆に良い。
そして、先にも書いた通り、好きだった女子。
リーダー格でもあった彼女の言うことに、他の女子が逆らえるはずもなく、次第に自分への反発も収まっていく。
絶対に顔を上げないでよ、と強く念を押されたのち、やがて女子たちが着替えを始めたのが、物音で何となく分かった。
この時、特に強く覚えたのが、目の前で誰かが着替えているような、そんな感覚。
当時、自分の前の席に座っていたのは、あの長谷川莉紗だった。
あの長谷川莉紗が、目の前で着替えている。
今にして思えば、はっきりとした根拠が無かったにも関わらず、目の前で誰かが着替えていて、それが長谷川莉紗だと思い込んでいた。
当然ながら、最初から彼女たちの着替えを、盗み見ようと思っていた訳ではない。
もしバレれば、すぐさまクラスどころか学校中の噂になり、社会的に抹殺されていただろう。
ただ、目の前で好きな女子が着替えているという、思春期の少年には到底抗えないような誘惑が、無謀な賭けに挑もうとする背中を推した。
意を決して、女子たちにバレないようゆっくりと、ほんの少しだけ顔を上げる。
その瞬間、視界に飛び込んできたのは、一人の女子の下半身と、それを一部分だけ覆っている、白地のパンツだった。
想像していた以上の距離の近さに驚き、すぐさま元通りに顔を伏せる。
バレたかもしれないと思わず警戒したが、幸運にも、長谷川莉紗を含め、女子たちは特に何も言ってこなかった。
ほんの一瞬のことではあったものの、うっすら見えた横顔や髪型、体型などから、目撃したのが長谷川莉紗のものだと確信する。
同時に、かつてないほどの興奮が押し寄せ、苦しいくらいに鼓動が速くなっていく。
黄色にオレンジと、彼女らしい明るくアクティブな色の柄がプリントされた、白地のパンツ。
そして、クラスで一番可愛い女子が、そんなパンツを穿いていたという事実。
あまりに衝撃的だった光景に、仮病を使って大縄飛びを逃れた後ろめたさは、とっくに消え去ってしまっていた。
結局、その後の彼女や女子たちの自分への接し方から推測するに、どうやら今回の件はバレなかったものと思われる。
「もういいじゃん、気にしないで着替えよ」
長谷川莉紗のこの言葉は、一見キツいようにも聞こえるが、体調の悪い人を攻めてはいけないという、優しさが感じられた気がした。
あくまで、彼女のキャラクターを知っているからこその推測で、実際には、単にあれ以上揉めるのが面倒だっただけかもしれない。
それでも、顔を伏せているとはいえ、すぐ近くに男子がいる前で着替えるというのは、相当勇気が必要だったことだろう。
しかし、その勇気のおかげで、彼女の貴重な着替えを見ることができたと思うと、ほんの少し罪悪感のようなものを覚える。
一方でその日以降の数日間は、パンツ一枚姿の彼女の姿を想像しては、毎晩興奮してしまっていたのは、もはや言うまでもない。
ちなみに、女子の着替えを見たことがあるのはこれだけではなく…その話はまた、別の機会に取っておこうと思う。
(おわり)
読んでいただきありがとうございました。
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