異世界太郎
未田 非不
プロローグ
むかし、むかし、あるところに、
冒険者の夫婦が住んでいました。
男は山へ魔獣討伐に、
女は川へ薬草採取に行きました。
女が薬草採取後に休憩をしていると、
川上から大きなモモンが流れてきました。
「なんて大きなモモンだ! 家に持って帰ろう」と、女は大きなモモンを拾い上げ担いで家に持ち帰りました。
家に着いた夫婦がモモンを食べようと切ってみると──
なんと、中には赤子がいるではありませんか──
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