第24話 序列一位

エルメスとの出会いを終えてから特になんともない平和ーな日常を過ごしていた。

あれからアズサもサーヤもかなり実力が上がっている。サーヤはもう序列30位くらいの実力がある。私の指導の賜物かな。


そうしてアズサとサーヤと帰っていると


「そこの貴女。止まりなさい。」


「えーと私の事?」


「そうよ。そうに決まってるじゃない。」


「どちら様ですか?」


「アビス、知らないの?この人は私達の学年で序列が一位の人だよ。」


「ほぇー。序列一位って事は学年で一番強いって事かぁ。」


「アビスさん、何か話がある感じじゃないですか?この人。」


「貴女結構強いらしいじゃない。神装なしであのローゼ王女に勝つなんて。まぁあの試合は私も見てたけれど。」


うーん。改めて見ると凄い美人さんだね。

綺麗な赤髪に琥珀の様な瞳。

しかもお胸も…私と違って結構ある。


「で、何か御用で?」


私は最近疲れている。なんでかというと

サーヤとアズサがね…ほぼ毎晩ね、まぁそのなんというかね、凄い求めてくるからそれに応えていたら体力が尽きているのだ。

別に体は魔力で回復させれば良いんだけど

精神的な疲れは取れないのだ。


「やっぱり貴女…いや何でもないわ。悪いわね。呼び止めて。」


「は、はぁ。」


「また直ぐ会う事になると思うわ。それじゃ。」


直ぐ会うことになる?どう言う事だろう。

まぁいいや。興味ないしね。


「帰ろうか。」


「そうだね。」


「そうですね。」






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