第3話 夢の中
アズサとの稽古が終わりもう夜だ。
アズサは家に帰り私も晩御飯の時間。
「最近アズサちゃんとはどうなんだ?」
「仲良しよねー。あなたと私みたいに。ウフフ。」
「あーまぁね。というかメーイ。私の部屋に後で来てくれる?」
「え、は、は、はい!分かりました!」
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「アビスお嬢様?入りますね?」
「うん。良いよ。」
「それで用事とはなんなのでしょう?」
「色々聞きたくてさ。メーイ、魔力量って生まれた時から決まってるんだよね?」
「はい。皆生まれた際に魔力量を測り魔力量が
多ければ多い程強いという事になります。流せる量も出力も桁違いですからね。アズサ様は王都でも珍しい程の魔力量と出力。そして類稀なる才能をお持ちです。もう王都剣術魔法学園の序列
十位以内は確定しているそうですよ。」
アズサってそんなにすごいんだ。
ちなみに私の魔力量は平均くらいだ。
「ふーん。なら私はそこそこくらいは強くなれるんだ。」
そこそこ。いやそんな事は無いはずだ。
私は強くなりたい。誰にも負けないくらいに。
大切な人達や自分を守れる様に。
なら魔力を鍛えて更に身体も鍛えればいいのだ。
うん。取り敢えず明日から考えよう。
「お嬢様?大丈夫ですか?」
「え?大丈夫よ。あ、そうだ。昔みたいにメーイと一緒に寝たいな。」
「え、?えええ!?い、いやいや」
「もしかして…嫌?だったの?」
「いやいやそんな訳無いです!むしろ…最高の幸せというか…」
「なら良いでしょ!ささ!」
「なら失礼して…」
よし今日はこのままメーイを抱き枕代わりにして寝よう。
「おやすみメーイ」
「ふぇぇ!?そ、そのお嬢様!抱きしめられながら寝るというのは刺激が強いのですが…!」
そんなの夢の世界に入った私には関係のない事だよ…
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