続 とにかく、休め! (連休編)
隅田 天美
だから、休めって言っているんじゃん!
拙作「まずは、休め!」はほぼ、自分用に書いた『お前、早く寝ろ』という自戒も込めた作品だった。
だが、それにも拘らず、多くの人に読んでもらい、感想もいただき、正直、驚いた。
確かに「疲れたら、寝ろ」とは書いた。
故に、多くの読者の方が「ああ、大型連休はどこにも行かないで寝だめしよう」と思っているかもしれない。
はっきり書こう。
『寝だめ』ができるような構造に人間はなっていない。
人間は通常八時間以上眠れない仕様になっている(健康体の場合)。
これが、私のような発達障害や鬱で脳がフル回転していると、冷却なども兼ねてプラスアルファで寝るが、貯蓄するようにはできてないのが人体であり、脳である。
むしろ、過剰な睡眠は、『社会的時差ボケ』と呼ばれるズレを生じさせる。
これが大きいと昼夜が逆転して連休明けが億劫になる。
最悪、登校拒否や辞表を出すという行動にもなりかねない。
「じゃあ、時間ギリギリまで小説を執筆すればいいんじゃん!」という熱意や「寝ないために友達と千葉や大阪にある大型アトラクション施設へゴー!」という願い、「見たかった映画やアニメを一気見したい!」という思いを私は否定しないし、してもいいとは思う。
リカバリーできるのならば。
前作で「まずは、休め!」の最後で『自分を労われ』と書いた。
それは、何も特別なことではない。
確かに、遊びや執筆(でいいの?)は楽しい。
しかし、そのために体と心が疲弊して、社会的時差ボケが生じて、意欲をなくしたら元の木阿弥で、私がこれを書いている意味すらなくなる。
だからと言って、連休中に部活や私のようにジム通いなどをする日課のある人以外、学校や職場に行っても開いているわけもない。
では、どうする?
私のおすすめは身近な場所の行っていない場所や馴染みのない場所へ行ってみる。
例えば、いつも行っているコンビニではないスーパーで夕食のことを考えたり、いつもは通り過ぎるだけの喫茶店に文庫を持って行ってみるのも一興。
『花粉が辛い』という人は、例えば、休みの前日に少し贅沢な入浴剤を買って昼から入浴してみたり、牙城(と書いて、寝床)を改造してみる(私の枕の上には本が多いのでブックエンドで立てて、電気スタンドを買って、眼鏡ケースと、スマートフォンとタブレットの充電器があります)のも面白い。
『体を動かしたいけど……』という人には、早朝に町内を一周したり、家の掃除をするのも結構楽しい。(その割に、汚部屋状態な我が家)
こうして、後半戦に備える。
連休の後半は、学校や仕事が再開するまえに『やるべきことをやる』!
例えば、食材の買い出しや宿題などを片付ける。
そして、ゴールデンウィークが終わっても平常運転ができる。
『でも、一気見したいんだよなぁ』という方へ。
同じ仲間ですが、基本、ちびちび観るのが好きなので徹夜で一気見なら、連休前半がおすすめ。
お・ま・け
そーいや、映画『陰陽師0』の前売り券かったけど、観たい目的が「國村凖さん(この字でいいのか?)目当てで他に目的はない。むしろ、お化けとか怖い怖い症の私が見て大丈夫なのだろうか?
あ、映画はジムのトレーナーの命で「(連休明けの)日曜日の朝一」に観ます。
続 とにかく、休め! (連休編) 隅田 天美 @sumida-amami
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