第10話 私が変わった日 その1

あたしンちもそうだが、自分の育った家が普通であり、ルールであったりする。

他に比較対象があって初めて普通が普通じゃなくなるのだ。

しかし、知らなかった方が幸せという事はよくある事で、私の中で自分がはっきり明確に変わった日というのがある。

私がまだ心身共に健康だった頃、叔父の家で働いていた時

休憩時間に叔父含む三人くらいで仕事の話をしている所に、当時小学生くらいの叔父の息子が「父ちゃーん」と言って叔父におんぶするような形で後ろから抱きついたのである。

私はそれを見て「あ~あ、かわいそうに、やっちゃったな」と思った。

もうちょっと長くなりそうだからまた明日。

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