第66話 僕の気持ちは通らない
「柚、帰るよ」
運動会帰りにパパが言う。
「やだ」
「ママは翔太と車で一緒に待ってたよ」
ゆずは立ち止まる。
「歩いて帰るから」
「いつもバスだろ。なんで?」
パパは知らない。
ママと一緒にいる時間長いのは翔太の方。
「車で帰るぞ」
パパが手を引っ張った。
本当はママが良いって言えなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます