良いオチが思いつかない場合は、結末の3行~6行だけを生成AIに改変してもらえばいい

第19話

https://ncode.syosetu.com/n1452iu/19


■ChatGPTの出力

【名詞】:サッカーボール

【動詞】:歌う

【副詞】:夜遅くに


ある夜遅くに、サッカーボールが歌い始めました。人々はその不思議な光景に驚き、サッカーボールを見つめました。すると、サッカーボールは楽しそうに歌いながら言いました。「実は私、昔はオペラ歌手だったんです。でもある日、サッカーに夢中になってしまい、そのままサッカーボールになってしまったんですよ」と言いました。その後、サッカーボールは歌手時代のエピソードを語り始め、人々は感動と笑いの中でサッカーボールの新たな物語を楽しみました。


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「歌う」のはおもしろくないので、サッカーボールが「怒る」設定に変更して、NAIのStoriesに入力して、続きを生成させた。


だが、いまいち面白い展開にならないので今回は大幅に加筆修正した。HBによる改変によって面白くなったかはわからないが、とりあえず完成。ただしHBによって書かれたオチが弱い。結局HBは面白いオチをひねりだせなかった。


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ちなみに、別の生成AI

https://huggingface.co/spaces/CohereForAI/c4ai-command-r-plus

に、


"最後の6行だけを書き換えて、より笑える結末にしてください。"


と指示したら、つぎのようなテキストを生成した。


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「うぇぇぇえええええええええええええええええええいいいいい!」


その夜、ぼくはすき焼きを食べながら、ふと窓の外を見た。そこには、燃え尽きたサッカーボールの幽霊が立っていた。


「うぇぇぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!」


ぼくは驚いて、すき焼きを床にぶちまけてしまった。


「怖がらせてごめんよ。でも、大谷翔平の話題は僕のトラウマを刺激するんだ」


サッカーボールの幽霊はそう言うと、にっこりと笑った。


「え、ええ......」


ぼくは恐る恐る、サッカーボールの幽霊に話しかけた。


「君が好きだったサッカーの話をしよう。きっと楽しい話題で、君のトラウマを上書きできるさ」


ぼくはそう提案した。サッカーボールの幽霊は、少し悩んだ様子だったが、やがて笑顔で応えた。


「そうだな、それなら君と僕の思い出にも繋がる。いいだろう、サッカー談義を始めよう」


こうして、ぼくはサッカーボールの幽霊とサッカーについて語り合いながら、すき焼きを食べ直すことになった。


「でも、大谷翔平の話題は禁止な」


ぼくはそう付け加えた。サッカーボールの幽霊は、笑顔でうなずいた。


その夜、ぼくは不思議な体験をしたことを忘れ、楽しいサッカー談義の思い出を抱いて、ぐっすりと眠りについた。


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支離滅裂な部分もあるが、すこし手を加えれば使えるクオリティだ。悪くない。

ショートショートは「オチ」が命みたいなところがあるので、結末(オチ)だけをAIに改変生成してもらって、良さそうなテキストを出力したら辻褄が合うように加筆修正する、という活用法が期待できる。

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