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 暗がりに日傘をさした少女が座っていた。

 長い赤毛に大きな赤い瞳、小さな赤い唇に華憐な赤いドレス。白い肌が余計に全身の赤を際立たせる。見てくれは歳のころ十四、五程度‥‥その周囲の地面には、赤い薔薇の花びらが無数に散っていた。

 君達を見て、少女は立ち上がる。

天馬の騎手ペガサスライダー‥‥とても良い。きっと強さと美しさを兼ね備えた、永遠の翼になる」

 一歩一歩、音も無く、少女は君達に近づいてくる。


「多分同感でいてくれるだろうが、嫌な予感しかしないぜ、俺は」

 スターアローの言葉に君も頷いた。こんな所にこんなお嬢様然とした少女が一人でいて、意味のわからない事を言いながら近づいてくるのだ。まともな状況ではない。


 少女がくすりと微笑んだ。

 そして小さな口が耳まで裂け、牙だらけの口中が覗く!


・【聖水】を使うなら――

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076905131236


・【火弾の巻物】を使うなら――

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076905174303


・【魔法防御の巻物】を使うなら――

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076905222430


 そうでなければ君は武器を構える。


 だが少女の瞳が紅く輝いたかと思うと、体が動かなくなった!

 少女の爪が短剣ほども伸びる。


 サイコロを4個ふり、出目に君の【生命力】を加えよ。合計が25以上なら、君は金縛りをふりほどいて戦う事ができる。

 合計が24以下なら――君に少女の爪が突き刺さり、そこから精気が抜かれてゆく!


・【戦闘力】を1点、【生命力】を2点減らすこと。


 少女はさらに口を大きく開け、君の首を食い千切ろうとするが、天馬ペガサスが激しく抵抗してそれはなんとか免れる。その時には君はなんとか自由を取り戻している。


【吸血鬼 分類:不死 戦闘力12 生命力15】

※銀か魔法の武器でなければ、この敵にはダメージを与えられない。

※敵には精気奪取能力がある。

 敵の攻撃力が20以上の時にダメージを受けたら、【戦闘力】も1点減らす。


・勝利したら――

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076905246222


・逃亡も可能。

【隠れ身の巻物】を1個消費すれば確実に逃げられる。

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076672316141


 使わないなら天馬ペガサスの【生命力】が1以上必要。

 また「15-天馬ペガサスの【戦闘力】」と同じラウンド数、戦う必要がある(強引に逃げる事も可能。ルール参照)。

 逃げ延びたなら――

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076672316141


・戦闘か逃亡で、君と天馬ペガサスの【生命力】が0になったら――

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093075655777003

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