641

 動いていた物が側の樹上に駆け上がる。それは数匹のリスだった。

 そのうちの一匹が君達を見下ろし、声をかけてきた。


天馬ペガサスとは珍しいなあ。でもここら辺は妖精の縄張りで、余所者は歓迎されないよ。住人の中にはケンカっ早い奴もいるし、時々、妖精達が造った兵隊とも出くわすんだ。まぁ気を付けて」

 そう忠告すると、リスは茂った枝の間へ姿を消してしまった。


「気を遣ってくれるなら、その妖精達にとりなして欲しいもんだぜ」

 スターアローが呟くが、まぁそう都合よくはいかないのだ。

https://kakuyomu.jp/works/16818093075655425577/episodes/16818093076661494503

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る